また次の送り出しに向けて、準備を始めました。ハードディスクを消去する指示がありましたが、起動しない(起動用の電池切れでしょう)ので、ハードディスクを取り外して送り出す事にしました。

(PowerMac8600。約30年前、ミニDVと併せた動画ビデオ編集の日々…お世話になりました)



 一番上のパネル割ってしまい、ちょっと浮いていますが、我が家のMacコレクションの一つになっていました。

 CD-RやHD、ZIPドライブ、メモリー等、殆どフルセット増設して楽しんでいました。

 今時CD-R、ZIPドライブ、1ファイル2Gの壁なんて、懐かしく楽しい時代でした。(動画はミニDV画質で動画を作ると、8分前後で2Gに達してしまい、録画出来なくなった。QuickTimeから始まって、DVやMOV、H.261、MP4、DivXといろいろ圧縮形式がありましたね〜)

(背面の左上から、SCSI、Ethernet×2、シリアルポート×2(ミニDIN8←電話、プリンタなど)、ディスプレイ、中央右がADBポート(ミニDIN4←S端子とほぼ同じ、マウス、キーボードなど)と、オーディオとビデオの入出力端子の下には、PCIボード用スロット×6という構成でした)



 元々SCSIで内部HDDの増設もしていましたが、PCIバスを使ってIEE1394ボード、セカンドディスプレイ用ボード、SCSIボードを各増設していました。


 IEE1394ボードは、ビデオの取込み用の他、外付けハードディスクの入出力に使っていました。

 IEE1394端子は、Appleは”Firewire”と呼んでましたが、SONYはミニDVに”i.LINK”の名前で搭載しており、ビデオカメラからデジタル入力→デジタル編集→デジタル出力が可能でした。

(内部は、樹脂製のロックを外して、中のハンドルを掴んで持ち上げると、容易に電源奥のマザーボードにアクセス可能でした)


(メインメモリーも、画像用メモリーも、目一杯増設していました。確か当時は2枚ずつ同じ製品で増設しないと性能が発揮されない…なんてルールが有ったかな)



 2000年のちょっと前でしたが、「映像デジタル編集に、素人が手を出せる時代が来た!」なんて、ワクワクしたものです。

 miniDVは、元々デジタル映像なので、VHSやβ等より、コンピュータ編集との相性は良かった。

 因みにminiDVは、民生用のビデオカメラで流行しましたが、miniじゃないDVカセットもありました。

(DVD-Rは、大きさ比較用。miniDVのカセットに対して(フル?)DVのカセットって大きかったでしょ?全然一般的にならないで、値段が高いまま巷で見なくなりましたねー)


 QuickTimeの世界から、いろいろ経験させていただきました。

 まさか…こんなに世の中が変化するとは…。基本的にAppleって高いけど、なかなか時代の先を見させてくれます。



 因みに本当の初代iPhoneって、YouTubeがアプリで入っていたんですよ。こんなにYouTubeが流行る事を見越していたんですかねー。

(手持ちのフィット感は、さすがジョブズ師匠です)



 ま、新しい世界を垣間見せてくれた、機械達に感謝です。

(メモリーは外しませんでしたが、こんなに増設していました。重かった訳です。しかし…、最後にネジが2個余ってしまいました。ま、もういいかな…)


 いよいよ、また私のMacコレクションが、また一つ減ります。

 …。しかたないですね。



(タイのコンビニで買った葡萄パン。全部がこうなのかは分からないですが、アンパンの餡子の代わりに、干し葡萄が固まって入っていました。やはり日本の常識が通用する訳ではないですね)