この20年来、定年したらタイに移住なんて言っていましたが、実際に定年退職してみると「さぁ、タイに引っ越す!」なんて、簡単に言い切れんない自分が居ました。

(コロナ直前のタイ行きの散歩にて。駅)



 子供達の事、母親の事、意外に生活コストが上がった事…なんて、行かない言い訳しだしたらキリが無い状況です。

 何より想定外だったのは生活コストの上昇で、昔は暫く10倍お金の使い勝手が違うなんて思いましたが、今では日本もすっかり安い国になり「日本国内での隠居生活も悪くない」と思える位にまでなりました。

(コロナ直前のタイ行きの散歩にて。船着き場)



 タイの道端の屋台のオカズかけご飯が、数十年前は20バーツ位に思ってましたが、数年前では35バーツ程度、今では70バーツすら有りそうです。

 一食70バーツなら×4で約280円、吉野家の朝定食に届きそうな気配です。


 屋台と店舗で衛生面は比較にならない差があるし、むしろ日本が安くて清潔で安心で良い事尽くめに思えます。

(4年前遊覧船で見た大仏。船上で見た時から呼ばれてる気がする)



 救急車や健康保険、何より日本語を母国語にしてるし…。わざわざタイに行くのは、好奇心や挑戦する気持ちを満たすだけにさえ感じさせられるこの頃です。

 一つ二つ良い事は、地震がない事、寒くならない事、今の日本の政治より期待が持てそうな事などありますが、そもそも日本で半世紀以上過ごして来た今さら、耐えられないと言う訳でもありません。

(前回僧侶に寄進して、手首に御守り巻いてもらったけど、切れそうなんで取替えて貰いたい…)



 ま、手放しで移住賛成と言い難くなった事だけは確かです。

 しかし、これまで20年以上移住を目的に、細々とタイ語勉強し続けて来たし、タイ人の友達も作ったし…。

(前回行った時に渡し舟から撮ったチャオプラヤ川河口のお寺。駐車場でナイトバザーやっていた)


 とりあえず、来月3週間。タイに生活しに行ってみます。