子宮腺筋症核出術後の妊娠で、リスク管理をほぼ一切されないまま何事もなくついに38w突入。
:初診担当の先生
:一番診てもらうことが多かった先生
:ハイリスク受診を勧めて来た先生
:ハイリスク担当の先生
「そうです。報告書と紹介状を読ませていただきましたが、不妊治療もされてますよね?
「そういう理由もありましたか。イヤ、僕はその手術に関して専門ではないですから、勉強出来る範囲で得た拙い知識しか持ち合わせていません。
「その中で、子宮破裂のパーセンテージだけを見ると高すぎるんです。そもそも子宮破裂自体が産科医をやっていても遭遇するのが稀な事象なのに、ですよ。
「この手術を受けた後の子宮破裂のパターンですが、手術による縫合部分に胎盤が根を張る状態で、手術で子宮が薄くなっているため縫合部分から破裂する、という事例が複数件見られるんです。
「…うーん、そうですか…うーん…わかりました」
「やーるさん、ちょっといいですか?急遽ですが、今からMRIを受けて下さい。時間外ですが担当の者に話を付けてきたので。執刀医としては今の情報量ではオペ出来ません。
まさか正産期まで妊娠継続しているとは思ってなかったよ…

そして38w5dが予定帝王切開の日取りとなったため、38w4dに入院。
この日の夕方頃、翌日の執刀医の診察がありました。
ちなみに、私が出産に選んだこの病院は、医師の指名が出来ません
なので、検診で診察してもらう医師も毎回定まっていませんでした。
これまでに診ていただいた医師は4名。
MRIの撮影をお願いするも却下
私はハイリスクではないと診断
そして翌日の帝王切開の執刀医は完全に面識のない医師。
執刀医がお初かよ
これまでの経過知ってる先生にしてくれよ
…と思いつつ診察室へ。
これまでの経過知ってる先生にしてくれよ
…と思いつつ診察室へ。経膣エコーと内診による丁寧な診察が終わった後、唐突に聞かれました。
医
「確認しておきたいことがあります。やーるさんが受けられた子宮腺筋症核出術というものについて、妊娠によるリスクを把握されてますか?」
私「(え、いまさら?)はい、子宮破裂ですよね?」
もし、子供を望むという理由だけでこの手術を受けられて、リスクを正しく把握されていないのならばそれは大問題なんですよ。それくらい、この手術は妊娠に対するリスクが大きいんです。覚悟を決めて手術を受けられたか、ということですね」
私「あ、いえ子供が欲しいだけで無く腺筋症による生理痛というか排卵痛で日常に支障をきたしてたので…」
ただ、子宮筋腫の核出術と違って、腺筋症核出術は霞ヶ浦医療センターにのみ情報が偏った、非常に歴史の浅い技術です。施術出来る施設も限られてるし、文献も1000件も無いんじゃないかな」
私(おお、初めてちゃんと説明してくれる先生に会ったよ…!)
だから、僕なら子供が欲しいだけ、という理由ならば絶対に勧めない手術です。子宮破裂は母子ともに命の危険がありますからね。あ、僕らは数字で判断するしかないですから」
やーるさんは明日帝王切開ですから破裂はしなくても、腺筋症核出の縫合部分に胎盤が嵌入していれば癒着胎盤と言って胎盤の剥離が困難になるため、大量の出血が想定されます。
また、癒着胎盤の場合は子宮全摘が必要になる可能性があります。
これまで外来の医師とはリスク管理についてどのような話を?」
私「…イエ、とくに何も…一応リスクは頭にありましたのでMRIを希望したこともあったのですが、問題ないから必要ないとのことで」
こんな感じで、リスクは説明してもらったものの、私はすっかり動揺した状態で診察は終了
大部屋に戻って自分を落ち着けようとしばらく休んでいました。
すると、さきほどの執刀医が部屋に入って来て、
あと、MFICUが適用出来ますので個室に移って下さい。備えられるものは備えておきましょう」
ということで、ホントに急遽のMRI
5mm毎のスライスで胎盤周辺をかなり入念に撮影してくれたようです。

5mm毎のスライスで胎盤周辺をかなり入念に撮影してくれたようです。執刀医の所見は、
子宮の厚さは問題なく胎盤の嵌入に関しても大丈夫そうに見えるが100%問題無いと言い切るには2Dの画像では不明な箇所がある。
帝王切開中は出血に備えた準備をし、止血のエキスパートと作戦を立てた上でオペに臨みます、
とのことでした。
色々終わって夕食にありついたのが20時過ぎ…
病院食は下げられてるし21時から絶食だし

病院食は下げられてるし21時から絶食だし

私の場合、前日だから子宮破裂は可能性が低いだろうという前提のもと、癒着胎盤にウェイトを置いたリスクマネジメントがなされたようです。
…ていうかていうか、外来受診のときから私はずっとリスク管理について聞いてたじゃん

医師同士の情報共有どーなってんだよ
カンファレンスとか無いの
カンファレンスとか無いの
マトモに霞ヶ浦医療センターからの情報提供書読んでるのこの先生だけかよ

…と怒涛の疑問。。。帝王切開前日だぜ

とはいえ私に出来ることはもはや無く、しっかりリスクマネジメントしてくれた執刀医は信頼できるから全てを委ねよう
と、緊張の中、翌日に備えて眠りに落ちたのでした。。。
と、緊張の中、翌日に備えて眠りに落ちたのでした。。。