初めてのすし屋に入る勇気 | ストーリー

初めてのすし屋に入る勇気

渋谷の初台に行きました。


地下にもぐっている初台のホームから改札を抜けて、


やっと地上に出ると、おおよそ甲州街道沿いの


商店街に出ました。


向かう先は、代々木方面。


時間帯がちょうどお昼ということもあって、


ランチを食べてから、行こうと思いました。


この辺にも、結構会社が多いのだな~と感じるほど、


付近から、サラリーマンやOLの姿が、12:00を過ぎた瞬間からどっと増えてきました。


これは、うかうかしていると、お店がいっぱいになるな!と予測し、


なるべく早くランチをとらねば!と思いつつ、


商店街を足早に歩いていると、


一軒のすし屋発見。


「にぎり800円。1.5人前1,000円」の看板が見え、


どんな内容か見に行くと、


先客だった若い女性二人が、入ろうか、やめようか、迷っている。


店の中が見えないので、そーっと引き戸を開けて、


中を覗き込むと、「んん?」 ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ  


誰もお客さんがいない。12:00を過ぎているのに・・・


結局OL二人は、すし屋に入ることはありませんでした。Σ(・ω・ノ)ノ!


残された自分には、なぜかわけ分からない責任感みたいなものが


ふつふつと湧き出し、「自分がやらねば!」と、


見てはいけない鶴の部屋をのぞくがごとく、


恐る恐る、お店に入ったのでした。


出てきたオヤジの「へいっ。いらっしゃい」の声がわずかに震えている。


っこ、これは、久しぶりに入ってきた客に対して、


明らかにあがっている声だ。


悪い予感が、9割方的中したような感じになり、


すぐ店を出る勇気もなく、「にぎり1.5!」と注文をしてから、後悔する感情が心を支配しました。


出てきた「にぎり1.5」は、しゃりが原型を保っていない、人生初めての寿司で、


ガリを口に運べば、何かの風味が染み込んでいて、


やたらと貝ネタが多く、数年前に新聞で読んだ「アオヤギで食中毒!」の文字が


脳裏によみがえりました。


おおよそ4分30秒で食べ終え、1,000円を支払うと、足早にお店を出たのでした。


幸いにも、今現在、健康な状態は維持しておりますが、


精神的に、「まいった」ランチとなりました。


初めてのすし屋に入る時って、結構勇気が要りますよね?


当たれば記憶に残りますけど、ネタに当たっちゃ最悪だね。


余談ですが、初台のお肉やさんって、お昼になると行列ができてます。


お肉やさんが、お弁当を作っているようです。


アイディアですね~!


お昼のお肉やに、サラリーマンやOLが行列をつくっているのは


なぜか違和感がありましたが・・・・。