天気がいい日は

根室市のノサップ岬の遥かなたに爺爺岳(1,822m)が

見えます

その稜線は後でも綺麗で雄大で

国後富士と呼ぶ人もいます





私が記憶にある爺爺岳 の噴火は

1973年(昭和48年)の7

根室市の町の空は灰色になり大量の真っ黒い胚が降り注ぎました

雨が降ると灰は固まり

スコップで

固まった灰を掃除している人たちも沢山いました





ノサップ岬の左側を見ると

知床峠中腹や羅臼岳(羅臼町)野付半島先端部(別海町)

がの山々も重なり合う様に見ることが出来ます




水晶島は歯舞群島の島の一つ

ノサップ岬からわずか7キロに先に、島はあります



天気が良い日は、望遠カメラで水晶島にある建物が見えます






貝殻島は歯舞群島の一つ

海から聳り立つ

ノサップ岬から3.7キロ先にある灯台です


戦前に日本が建設しましたが、現在はロシアが不法に占拠し

2004年以降は点灯することもなくなり廃墟の様になっています


引き潮の時は陸地が見えますが

植物は何も生えていません

満潮時には波に隠れて岩礁になってしまいます


貝殻島の名称の由来は

アイヌ語の「カイ・カ・ラ・イ」に由来します




昭和13年の貝殻島灯台(郵政博物館)


ノサップ岬にある

根室市北方領土資料館には

母の幼馴染の帯広市に住んでいる元島民の方のお母様が島で使っていた足踏みミシンです






択捉島紗那村から蘂取村に嫁ぐ時に、嫁入り道具として使っていたミシン



戦後、ロシアからの命令で

島を強制退会させられた時

ソ連兵に見つからない様に

分解し布団にくるみ

命懸けで

本土に持ってきたものです


戦前、島にいた時

母を初め島の人たちは

このミシンで縫った

オーダーメイドの洋服も着ていました



島の架け橋






北方四島を4つのブロックで表現し、それが互いに連なり合って大きなかけ橋となり

「領土返還を祈るゲート」を表現しています




島の架け橋の下には

祈りの火が灯っています

この火は昭和47515日祖国復帰を実現した、沖縄の南端に位置する波照間島で自然発火したもので、石垣島、那覇市を経て鹿児島から青年団体によるキャラバン隊により太平洋

日本海の両コースを通って各都道府県庁に立ち寄り根室納沙布岬まで運ばれたもので、「北方領土返還運動の火を絶やすな」という合言葉のもとに、現在も燃え続けています。

長さ35メートル

高さ12.7メートル

完成昭和56927


右手には北海道最古の灯台




この向こうに

北方四島の島が

広がっています