口取り菓子は北海道、青森の一部に伝わる郷土菓子です

口取り菓子は御節料理に模した海老、鯛や宝船等の縁起物を模して白餡を用いた練り切りの内部に黒こし餡を入れ木型に入れ成形し、乾燥を防ぐために表面に寒天を塗り作られたものです







北海道や四島は日本各地から人々が移住し色んな文化が混ざって開拓された土地なので北海道独特な文化が生まれ作られています
日本の最北で海で隔たれてている為

当時は輸送も困難で本州からの食料や
伊勢海老や鯛が手に入りづらかったり保存もままならない中、函館港、小樽港には豆類、砂糖、もち米は入ってきていたので、御節の代用として練り切り等のお菓子で口取りが作られていたようです


島ではどの家庭にも木型を持っていてお正月の用意をする時に各家庭で作っていました


戦前までは5品目5色の綺麗な口取り菓子を作っていましてが

戦時中からは砂糖も少なく物もないために色は今の様に華やかな色ではありません。

お彼岸にも葉の木型に入れて昆布を細かくし黒っぽい色の菓子を作り仏壇にあげていました


口取り菓子は大晦日に神棚にお供えして食べる時に下げ食していました


お正月の口取りは子供達の大好物

食べることがとても楽しみなスイーツです