カミングアウト問題。
私は結婚前から10年以上、
通っている美容院がある。
美容院で髪を切る間って
なんやかや話すから、結婚したことも、
子供が産まれたことも知っている間柄。
美容師さんには最近二人目が産まれたり、
どうしても話題は家族のことになる。
死別はなかなか言いづらい…というか
美容師さんもそんな告白されたら
地獄だよね。
ただ、言わないでおくと
相手は色々いつも通り話してくれる。
嘘はつきたくないけれど
あれこれ考えていると癒しの時間が
緊張の時間に変わってしまう。
先日、通い始めたジムで「ご家族の皆さんは
褒めてくれましたか?」と聞かれて
咄嗟に「はいー」と笑顔で言ってしまっため、
それから行くたびに「ダンナさんは」とか
話が深くなってしまった。
死んでます、とは言いづらい。
結婚指輪もしてるし、子供の話もするし、
そりゃ誰でもそう思う。
「あ、私、シングルマザーなんで!」とか
「いません!あはは!」で
最近は良いのかもしれない。
それ以上詮索なんて誰もしない。
でもどうしても
私は心の中で「自ら選んだわけじゃない」
ことが大きく引っかかっていて、
自分をシングルマザーと言えない。
必要な時は、ひとり親です、というけど
あまり口に出したくない言葉ではある。
もっともっと大きな心でぜーんぶ
受け入れられる日が来るといいな。