認知行動療法の「認知」へのアプローチ法 | みっきぃーのメンタルケアルーム

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日々を心地よく、幸せに生きていくには、メンタルケアが大事。ここではメンタルケアに役立つ情報を発信していきます

前回は、

認知行動療法の

行動へのアプローチについて

まとめていきましたが、

 

今回は認知へのアプローチについて

まとめていきたいと思います。

 

今回もこちらの本を参考にしてます

 

認知を変えることは

「認知的再体制化」というそうで

これは認知行動療法に欠かせない

プロセスだそうです

 

では、今回は3つのアプローチ

についてまとめていきます

 

A エリスの論理療法

➡️ABCDEモデルで不合理な信念を変える

 

つらい感情を生み出すのは

ゆがんだ認知のせいで

これをエリス博士は、

「不合理な信念」

と名付けたそうです

 

このABCDEモデルを

1つ1つまとめると

 

A 誘発するできごと

例)駅で人にぶつかって、

    舌打ちされた

 

B 不合理な信念

例)どうして私はこんなに

     鈍くさいのだろう…

     いつも人をイライラさせてしまう

    

C 過剰な感情

例)自分がイヤになる

     世の中イヤなことばかりだ

 

D 論駁(ろんばく)

例)相手だって前を

    よく見ないで歩いていた

    すべての人があんなイヤな態度を

    とるわけではない

 

E 合理的な信念による適切な感情

例)相手の反応の方が過剰だ     

    世の中イヤなことばかりではない

 

順番としては

A→B→C

     ↓  

     D→E という図式になります

 

このBの不合理な信念を

ちょっと変えて

D→Eという流れにすれば

気持ちはずっとラクになります😊

 

論理療法では

「〜でなければならない」といった

信念にとくに焦点をあて、

その変容を目指していくそうです‼️

 

B ベックのうつ病の認知療法

➡️うつ病の人に特徴的な

     ゆがんだ認知を3つに分類

 

ベック博士は

ゆがんだ認知を

「自動思考」「推論の誤り」

「抑うつスキーマ」の3つのレベル

分類して、認知と感情のパターンを

説明しているそうです

 

具体的には

つらい感情を生み出しやすい人が

「抑うつスキーマ」

(例えば、人に嫌われてはいけない)

を持っていたら

イヤな出来事に遭遇すると

「推論の誤り」

(例1つの些細な出来事をすべてにあてはめてしまう)

が働き、ゆがんだ

「自動思考」

(例どんくさいせいで、人をイラつかせてしまう)

が働くことで

「抑うつ症状」

(落ちこみ、自己嫌悪、わけもなく悲しい、不安など)

が生じるという流れになります

 

図式にすると

                 イヤな出来事

                         ↓

抑うつスキーマ→ 自動思考→抑うつ症状

                         ↑

                  推論の誤り

 

といった感じです

 

C その他の認知的介入法

➡️論理療法や認知療法の発展形として

    ストレス免疫訓練もある

 

現在もさまざまな治療法が

開発されているそうです

 

その中でも近年注目されているのは

ストレスへの免疫をつける

「ストレス免疫訓練」というもの

だそうです

 

 

認知へのアプローチって

色々あるのだなと実感しましたが

この認知を変えるというのは

色々な価値観が存在する

今の世の中では本当に必要な

ことだと思っています

 

なので、

この認知へのアプローチ法や

変えていき方はしっかりと

学んでいきたいなと思っています‼️