Ferryどうも。

 

そうかあ。やっぱ観ないとダメかあ。IMAX上映がもう終わってるっぽいんだよなあ。「コナン」(ザ・グレートじゃないやつ)に占領されてる(笑)。IMAXの意味があるのか知らないけど。 幸いというか、GWはだいぶヒマそうなので、行ってみます。 実は倅が先日IMAXで観てきたんですが、途中で寝た。2回観てるって頭オカしい(失礼!)って言ってた(笑)。

 

 

 

法廷遊戯」 ('23)

 深川栄洋 監督  五十嵐律人 原作

 松田沙也 脚本

 永瀬廉、杉咲花、北村匠海、

 柄本明、大森南朋、筒井道隆

 

 『五十嵐律人の同名ベストセラーを

 映画化した法廷ミステリー。若き弁護

 士の主人公が、ロースクール時代の同

 級生ふたりが被害者と被告人となった

 殺人事件の裁判を巡って、無罪を主張

 する被告人の弁護をする中で、驚きの

 真相へと辿り着いていくさまを、二転

 三転する展開でスリリングに描き出す』

 (allcinemaサイトより)

 

 アマプラにアップされていました。

 昨年公開時、いい評判も聞いた記憶が

 ありまして、どうなのかなと。

 

 かなり法的にテクニカルで、且つ劇的

 な展開をみせるミステリーで、話とし

 てよく出来てると思います。加えて、

 現代社会の諸問題も盛り込まれた、

 硬派な社会派ドラマ的な面もあって。

 原作は面白そうだなあと。

 

 でも、どうなんすかねえ。

 パッケージとして観ると、映像的にも

 語り口としても、何だか無駄に技巧に

 凝りすぎた感が否めない感じがして、

 後半、一気に”ことの真相”が明らかに

 なっていく展開が、後出しジャンケン

 とは言いませんけど、あ、そうなん

 だー で、あんま盛り上がらず だっ

 たんすよねえ。

 大森南朋が、変な役で出てくるんです

 けど、あんまり意味が分かんなかった

 ですし(笑)。

 

 主役の若手3人、杉咲花さんと北村

 匠海氏は、やはり、巧いですね。杉咲

 さんは全然苦手ではありますが。

 問題は、悪りいですけど、永瀬廉氏

 だと思う。この人、なんかボンヤリ

 してんのよ。いっつも。演じてる役

 がそうなのか、本人のキャラクター

 がそうなのかは不明ですけど、いつも

 ”受け身”な感じがしてしまうというか。

 佇まいも喋り方も、幼いんだよねえ。

 ジャニーズアイドル的な幼さが、強い

 気がします。彼は。

 なので本作の彼の役、ミスリードとし

 ては有効なのかもしれないけど、本質

 的に合ってないと思う。技量が不足し

 てる感じが、オレはしたなあ。

 エンドロールで、(永瀬氏所属の)

 キンプリ(King&Prince)の曲が臆面

 もなく掛かってしまうのも、全く逆効

 果にしかなってないと思いました。

 

 もう一回、監督と主役を変えて観て

 みたい気がします。 ★★

 

  法廷遊戯 : 作品情報 - 映画.com さん

 

 

 

 

 

俺らのマブダチ リッキー

スタニッキー」 ('24)

 ピーター・ファレリー 原案、脚本、

 監督  ジェフ・ブシェル、

 ブライアン・シャーヴィス、

 ジェームズ・リー・フリーマン、

 ピート・ジョーンズ、マイク・

 チェローネ 原案、脚本

 ザック・エフロン、ジョン・シナ、

 ジャーメイン・ファウラー、

 アンドリュー・サンティーノ、

 ウィリアム・H・メイシー

 

 『幼なじみの3人組は、ハロウィーン

 のイタズラがとんでもない事態を招い

 たことから逃れるため、架空の人物

 リッキー・スタニッキーを生み出す。

 リッキーが誕生してから20年経った

 今でも大人になりきれない3人は、

 相変わらずリッキーを口実にして遊び

 まくっていた。ある日、家族に伝説の

 男リッキーの存在を疑われ、彼に会わ

 せろと迫られ大ピンチに。そこで3人

 は、落ちこぼれ役者兼ものまね芸人を

 雇い、リッキーを演じさせることに

 するのだった..』(AmazonPrime)

 

 アマプラ配信の新作です。

 あれ?この感じは...って思って

 クレジットを見たらファレリー兄弟の

 兄の方ピーターの作品でした。「グリ

 ーン・ブック」('18)ってそういえ

 ばピーター・ファレリーだったっけ!

 ってまた驚いたんですけど、往年

 (というほどでもないですが)の

 ファレリー兄弟作品のマナーに戻った

 ような、野郎たちの悪ノリ下ネタギャ

 グ満載の、それでいて結構、色んな

 部分で芯を食ってる、思わず襟を正し

 たくなるような示唆に富んだ、面白い

 作品でした。でも日本公開は、無い

 べなあ(笑)っていう。っていうのは

 ジョン・シナですよ。わたくし、先日

 の米国アカデミー賞でなんかニュース

 になってましたねくらいの朧気な認識

 しかなく、ジェームズ・ガンが手掛け

 て、「アト6」の宇多氏と宇垣氏周り

 他の一部ではかなり高評価でしたTV

 シリーズ「ピースメイカー」('22)

 のピースメイカー役の人なのね。って

 か「スーサイド・スクワッド ”極悪”

 党集結」('21 未見です)でピース

 メイカーを演った人か。あと「ワイス

 ピ」シリーズにも「ジェットブレイク」

 ('20)からレギュラーを張っている、

 もう既に超人気者の人なんすね。しか

 も元レスラー? すごいね。わたくし

 全く存じ上げずで。だもんで、その部

 分の面白みが、初対面のわたくしは

 無かったわけですけども、でもあんま

 問題無かったです。っていうのも、

 彼が何かやって面白くしてるというよ

 りは、どちらかというと彼が自然に何

 かをやることで、周りがどんどんあら

 ぬ方向にいっちゃうっていう面白みの

 作品だったと思うんで。知ってたらで

 も、更に面白みが加味されるんでしょ

 うけどね。そこはちょっと残念なとこ

 ろでした、個人的には。

 

 先日報告した「アイアン・クロー」に

 続いてのザック・エフロンでしたが、

 こっちはまた、ふつーのおっさんで、

 途中、ほんとにザック・エフロンかあ

 ?って疑ったほどでした(笑)。なん

 か、好い役者になりましたねえ。ウィ

 リアム・H・メイシー、久しぶりでし

 たけど、彼のポンコツ無自覚悪ノリぶ

 りがまた抜群で、実に効果的でした。

 

 ウソを隠すために架空の何かをでっち

 上げるって、こどもんとき、まあまあ

 やるよねえ。大人になってくると、

 その効率の悪さに気づいてやんなくな

 るってことなのかなあ。まあ、大人で

 もやってるか(笑)。 ★★★

 

  俺らのマブダチ リッキー・スタニッキー - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画 さん

 

そんじゃまたね。

チャオ。