Ferryどうも。

 

ロッドに続いて南佳孝すか!すごいね。東京はいいなあ。w-ルドロックナウは非常に残念です。最先端のセレクションをしてるのが渋谷陽一っていうのも何なんでしょうか(笑)って思ってましたけど。伊藤正則はやっぱ結構違うもんねえ(笑)。片寄のも終わったんだ。知らなかった。何でよ!世知辛いっすねぇ。 「6才のボクが~」おっしゃる通り!わたしも劇場で一回観たっきりです。でも憶えてる。感覚的にに。気づいたらパトリシア・アークウェイトと同じになってた。 「カード・カウンター」ホテルの部屋の調度品に白いシーツをかける、あの光景が、すごく鮮烈です。 「オッペン」まだ観てない。いまいち足が向かない。 「チネ・ラヴィータ」が無くなったのイタいです。駅隣接の(半)2番館って、よく経営してたなあとは思うんだけどさあ。フォーラムはちょっと遠いのよ。時間を潰せるところが周りになかったりして。コロナも効いてるんだろうなあ。上映本数も回数も当然限られてくるわけでね。やっぱ、おおざっぱなTOHOシネマセレクトだけでは、我々は辛いさあ。

 

 

 

Mr.&Mrs.スミス」

('24 配信)

 ヒロ・ムライ、カレーナ・エヴァンズ、

 ドナルド・グローヴァー他 監督、

 製作総指揮  フランチェスカ・

 スローン、ドナルド・グローヴァー

 企画、脚本、製作総指揮  サイモン・

 キンバーグ キャラクター創造

 カーラ・チン、スティーヴン・

 グローヴァー 脚本

 ドナルド・グローヴァー、

 マヤ・アースキン

 (ゲスト出演)アレキサンダー・

 スカルスガルド、エイサ・ゴンザレス、

 ポール・ダノ、ロン・パールマン、

 サラ・ポールソン 他

 

 AmazonPrime 配信作品。全8話。

 同タイトルの映画作品(’05年 ダグ・

 リーマン監督 ブラッド・ピットと

 アンジェリーナ・ジョリー共演の。

 わたくし未見です)と、一見似てそう

 な感じだけど、映画の方の紹介文を

 読む限り、かなりこれは、違うぞ(笑)

 と思いました。なんで同じタイトルに

 したのか(笑)。その辺は全く分かり

 ませんが。

 

 それまで全く互いのことを知らない

 男女が、スパイとして就職し、ジョン

 とジェーンのスミス夫妻として(疑似)

 夫婦生活をし、業務をこなしていく

 という筋。映画作の方のふたりは、

 お互いが、違う組織に所属するスパイ

 同士という設定のため、最終的に業務

 上、互いを殺し合うことになるって

 いうアクション・コメディのようです

 が、本作は、端的に言えば「夫婦もの」

 です。同業者夫婦として生活を営む

 (対外的には”ソフトウェアの開発業”

 って言ってて、結構ごまかせるとこが

 面白かったりします)ことを、かなり

 詳細に、深く考察するスタンスの

 (コメディ)ドラマになってて、

 ひじょう~に、面白かったです。

 ドナルド・グローヴァー演じる夫ジョン

 の、基本、人に優しい、ちょっとコミュ

 障気味、何かワイルドな過去があり

 つつ(スパイを職業選択するくらいで

 すからね)、それゆえ自らの内なる

 男性的なマチズモ性と常に格闘してい

 る、でも概ねへたれな、この人物の

 多面性、多様性に先ず、強く惹かれま

 した。

 一方の相方、かなり謎な部分が多い、

 日系の米国人(父親がスコットランド

 人って言ってた気がする)のジェーン

 との、夫婦生活の、”主導権争い”です

 よねえ。面白いとこは。時代的に何が

 ”正しい”のか。何が”フィットしてい

 る”のか。みたいなことが、仮面夫婦

 が生活を共にするうちに愛し合うよう

 になっていってしまう(思ったより

 それは速いのだけれど)過程、但し

 業務が業務名だけにかなりリスクを

 伴ってきたりすのだけど と並行して

 描かれていきます。

 かなり、”大人な話”っすよねえ。

 画面作りや、衣裳なんかも、何気に

 雰囲気あるんだよなあ。凝ってて。

 

 最後になりますけど、企画、脚本、

 製作総指揮、監督、&主演も務める

 ドナルド・グローヴァー氏。わたく

 し全く存じ上げませんでしたが、

 プロフィールによると、「スパイダー

 マン:ホームカミング」('17 未見)

 のアーロン・デイビス役や、「オデッ

 セイ」('15)にも出てらっしゃる方

 だし、TVシリーズの「アトランタ」

 ('17~ FOXチャンネル ラップ

 業界もの?)の企画、脚本、監督、

 主演の方なんすね。知ってる人はよく

 知ってる方のようです。

 この人はそうとうの才人ですな。

 まだ40ちょっとくらいみたいですけ

 ど、要注目です。 ★★★★

 

  Mr. & Mrs. スミス TV ドラマ 動画配信 視聴

 

 

 

 

ペナルティループ」('24)

 荒木伸二 脚本、監督

 渡邉寿岳 撮影

 若葉竜也、伊勢谷友介、山下リオ、

 ジン・デヨン

 

 『6月6日に目覚め、最愛の恋人を殺した

 男を殺害しては、再び6月6日に目覚めて

 男を殺すという復讐を繰り返していく

 主人公の運命を描くSFミステリー・

 サスペンス。荒木監督のオリジナル脚本

 作品』(allcinemaサイトより)

 

 んんん...タイムループものとして

 そこまで新鮮な設定ではないと思います

 し(「ハッピー・デス・デイ」と、そう

 変わらないというか)、最愛の恋人を

 殺した男への復讐を”毎日遂げなければ

 ならない状況”っていうのは、冗談とし

 て出オチ感がありますし、2,3回繰り

 返されれば自然と訪れるであろう、

 ”被害者と加害者の彼岸の曖昧さ”だった 

 り、殺すこと(それは私刑でも、あるい

 は死刑でも)の虚しさへの気づきだった

 りというものは、こういうSF設定

 (しかも中2病的な陰謀論世界線で)

 じゃなくやってほしいなあっていうの

 があって(この辺は好みの問題と思いま

 すが)、何だかなあって感じでした。

 

 荒木監督の前作「人数の町」(これも

 オリジナル脚本作品)も、ディストピア

 SFな設定を設けることで、現実の問題

 を考えさせるみたいな作品で、志は分る

 んだけど、1イシューのテーマで1本調

 子感は否めないし、前記したように、

 想像世界がやや稚拙な感じがしてしまい

 ました。失礼ながら。

 もうちょっと、テーマから発生するディ

 ティールだったりを豊かにしていった方

 が、面白くなるような気がするのですけ

 ど。山下リオさんが演じる”最愛の恋人”

 のミステリアスな感じも、独りよがりな

 感じがしましたかねえ。

 

 ルックス的には洋画っぽくて悪くなかっ

 たりするのですが、撮影とかね。これ

 バカリズムだったら、もっとエンタメ的

 に面白く作り上げれるんでは なあんて

 思ってしまいました。 ★★

 

   映画『ペナルティループ』公式サイト|3月22日(金)全国公開 さん

   

 

そんじゃまたね。

チャオ。