Ferryどうも。

 

「仁義・広島死闘編」また観たい。大友の「お〇この汁すすうて」だよね(笑)。欣也はこの役が「八甲田山」にもつながっていく気がします。「春画先生」は見逃してます。内野聖陽好きなんで、観ます。たかお氏は、たしか福ちゃんの「ガリレオ」で似非新興宗教教祖の役が、結構ハマってたとのを憶えてます。竜也氏もたかお氏も、役を存在が超えちゃってるみたいな独特な感じありますよねえ。ハマればハマるんだろうけど、苦手。

 

 

梟ーフクロウー」 ('24)

 アン・テジン 脚本、監督

 ヒョン・ギュリ 脚本  キム・

 テギョン 撮影  ファン・

 サンジュン 音楽

 リュ・ジュンヨル、ユ・ヘジン、

 チェ・ムソン、チョ・ソンハ

 

 『朝鮮王朝の史実として残る王子の

 怪死事件を基に、秘密を抱えた盲目の鍼師

 が、暗闇の中で事件の謎に迫っていくさま

 を描いた歴史サスペンス・ミステリー』

 (allcinemaサイトより)

 

 脚本、監督のアン・テジンさん、本作が

 長編デビュー作ですって!噓でしょ。

 韓国映画界、やはり恐るべしですね。

 はじめ、登場人物たちの関係性が分かり

 にくかったりしたんですが、まどろっこ

 しい説明とかをせずに流れの中で分かっ

 ていかせて、同時に各キャラクターが

 どういう人物なのかも明かしていく、

 勿論、役者の方々の力が大きいんですが、

 堂々たる演出ぶりだと思います。

 

 <ネタバレ>的になりますが、中盤以降

 の意外な展開によって、サスペンスに

 より拍車がかかり、とても”頭を使う”

 心地よさも加わって、何より”生きる残

 ることが優先される”主人公に同化して

 時間を忘れる面白さでした。見事です。

 「サスペリア」か!っていうポスター

 ビジュアルも好いいですね(笑)。

 「アト6」でも云ってましたが、撮影

 がほんとに見事。ここがヘクると、

 物語上台無しなところ、ベストな表現

 だと思います。技術的にも高いんで

 しょうねえ。

 

 ただ、もうちょっと史実を知っておいて

 たら、もっと面白かったんだろうなあと。

 〇〇が、なぜああいうことを企んだのか

 その背景的なところが、も少し説明され

 てもよかったかなと。韓国以外の人に

 とっては。

 対清国”外交”(事実上属国だったわけで

 しょうが)で屈辱を受けた何とか事件

 みたいなんがワードとしてよく出てくる

 んですが、それが全く存じ上げないんで

 モヤっとしました。

 

 主人公の盲目の鍼師を演じるリュ・ジュ

 ンヨルさん、初めて観る方だなあと思い

 ましたら、何と「リトル・フォレスト

 春夏秋冬」('18)や「タクシー運転手」

 の学生役、あるいは「毒戦」のあいつ

 かあ~ 全く分からんかったです。すご

 く特徴のある顔なのに。凄いっすねぇ

 この変わりぶり。 ★★★1/2

 

  韓国で記録的ヒット 映画「梟―フクロウ―」日本公開決定!リュ・ジュンヨルが〝盲目の目撃者〟となり奔走|よろず〜ニュース さん

 

 

 

 

マダム・ウェブ」 ('24)

 S・J・クラークソン 脚本、監督、

 製作総指揮  ケレム・サンガ 原案

 マット・サザマ、バーク・シャープレス

 原案、脚本

 ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィ

 ーニー、イザベラ・メルセド、セレスト・

 オコナー、タハール・ラヒム、アダム・

 スコット

 

 予知能力をもつマーベル・コミック・

 ヒーロー”マダム・ウェブ”誕生編。

 久っ々のマーベル作品。観に行こうと

 思ったのは、「マーベル初のミステリー・

 サスペンス」という惹句と、ダコタ・

 ジョンソンとシドニー・スウィーニー

 が出てるということだったので。

 スパイダーマンの叔母さん?的な存在

 なのでしょうか。原作周りのこと何も

 知りません。

 

 これはですねえ...なんちゅーか、

 端的に言えば、つまらんかったです。

 出来も悪いと思います。

 「マーベル初のミステリー・サスペンス」

 と謳った割に、全然です。これの、何が

 ミステリーでどこがサスペンスなのか

 全く分かりません。何が、謎なのこれ?

 もしかして、あの少女3人組が何者なの

 かってこと?それならば結局最後まで

 明かされなかったですよ。見逃した?

 ヴィランの”黒蜘蛛人間”のことも、

 ペルーの山奥の仙人集団みたいなんも、

 たしかに”謎”だけど、後から実は..

 って何か明かされるってことはないし

 さあ。

 サスペンス性だって、どこのどのシチュ

 エーションをとっても、ハラハラドキド

 キするとこなんて全然ないですし。

 端的に、ヘタクソな作りだなあと。

 ほいでさあ、結局、ニューヨークの街中

 で大騒ぎするアクション場面が見せ場

 っていう、いつものマーベル映画じゃ

 ないすか。嗚呼。

 

 オレ許せんかったのは、前記の3人娘

 の命を救うために、ウェブさんが救急車

 を勝手に盗んじゃうのよ(ウェブさんの

 職業は救急救命士なんだけど、そんなん

 何の理屈にもなりませんがな)!救える

 命が救えなくなってんじゃん!場合に

 よっては。こういうところ、やっぱ

 マーベルよねえ。

 シドニー・スウィーニーさんの、

 1000%確信犯のブリトニーJKファッ

 ションが、哀しく映りました。今年の

 ワースト候補。 NO STAR

 

   マダム・ウェブ : 作品情報 - 映画.com さん

 

 

そんじゃまたね。

チャオ。