Ferryどうも。

 

「沈黙の艦隊」は、無視です。オレたかお氏基本的に苦手なんよ。「仁」(だっけ?幕末にタイムスリップ医者のやつ)も観たことないし。「キングダム」とか、大仰を絵にかいたようなたかお氏はどうもね...(観てないで勝手に言ってますが)

「仁義なき戦い」は、ワードとしてわたくしのブログの頻出度1位じゃないすかね(笑)。もう、何かの基準です(笑)。フェリーから”哲っちゃん”ってワードが出てくるとは思いませんでした(笑)。松方、大きいよねえ。このシリーズで。「代理戦争」がフェイバリットなんだけど、松方不在なのよ。だから殺伐としてるんかなあ。そこがまたいいんだけどさ。 「..じゃあないの」「...でいいじゃない」は、優しいんだよね。響きが。だから不思議とマチズモを感じないというか。ここら辺もこのシリーズの魅力の大きな要因だと思います。

 

 

 

Gメン」 ('23)

 瑠東東一郎 監督  小沢としお 原作

 加藤正人、丸尾丸一郎 脚本

 津島玄一 音楽プロデューサー

 ザ・クロマニヨンズ 主題歌

 岸優太、竜星涼、恒松祐里、矢本悠馬、

 森本慎太郎、りんたろー。 小野花梨、

 高良健吾、吉岡理帆、尾上松也、田中圭

 

 『女子にモテると評判の男子校に転校し

 てきた主人公が、G組という最底辺の

 クラスに戸惑いながらも、問題児だらけ

 のクラスメイトたちとともに、初カノ

 GET目指して奮闘するさまを描く』

 (allcinemaサイトより)

 

 まるで無視というか、昨年公開されてた

 ことも殆ど記憶にないくらいの作品でし

 たが、先日出たキネ旬の2023ベスト10

 号で、何と読者選出部門で1位だって

 いうじゃない!!びっくらこいて、半ば

 慌てて探しましたらNFXで観れたんで

 早速。

 

 なるほどぉ。ま、1位かどうかは分かり

 ませんが、凡百の”ケンカに恋に全力投球

 の青春学園モノ”とはちょっと、味の違い

 がありました。LGBTQへの目配せや、

 ”壁ドン”的な悪習への批判的な視点も

 ありつつ、ギャグとケンカ(アクション)

 がメインっていう。

 

 キャストが揃ってて、且つ活かされてま

 した。主演の岸くん(元ジャニ キンプ

 リ?)は、岡田准一タイプの、あまり

 ”主張”が強くない、けどアクションスキ

 ル高な、好感のもてる主役タイプで、

 結果、脇を活かしてるなあと思いました。

 脇メンが悉く好かったです。

 竜星涼のギャグセンスが好いですし、

 SixTONES森本慎太郎氏は、日テレの

 ドラマ「だが情熱はある」の山里役に

 続いてまたしてもいい脇役ぶりだし、

 高良健吾と田中圭の”パイセン感”(高3

 なんだけどねw)も、なんか貫禄ありま

 すし、小野花梨と矢本悠馬は、既に芸達

 者の域ですしね。

 でも何っつっても、吉岡理帆でしょう!

 彼女の登場が、本作のゲームチェンジャ

 ーになってるというか、あそこで完全に

 ブーストが入った感じですよねえ。

 あれをやれんの、振り幅の広さという

 意味で後にも先にもあんまいないと思い

 ます。「ハケンアニメ!」も好かった

 ですし、芸達者で且つ、グラビア写真集

 もコンスタントに出せるビジュアル。

 女性にあまり好かれない?(苦手って

 いうジャニオタのおばさん知ってます)

 のがアレですけど、貴重な個性だと思い

 ました。あらためて。

 

 ただギャグの見せ方とか演出上の小細工

 とか、作品としてイイかっていうと、

 正直そうでもなかったかなあ。ヒドく

 はないんだけど。 ★★★

 

   Gメン : 作品情報 - 映画.com さん

 

     

 

 

映画 イチケイのカラス」

('23)

 田中亮 監督  浅見理都 原作

 浜田秀哉 脚本  四宮秀俊 撮影

 竹野内豊、黒木華、斎藤工、

 尾上菊之助、宮藤官九郎、吉田羊、

 向井理、小日向文世

 

 『ドラマ版から2年後を舞台に、岡山

 に異動した主人公が、真実を求めて

 国家の暗部に踏み込んでいくさまを

 描く』(allcinemaサイトより)

 

 アマプラで。

 監督はテレビ版と同じ人なんだけど、

 ルックスがかなり違ってます。撮影に

 名手四宮秀俊氏(「ドライブ・マイ・

 カー」他の)を起用したことが大きい

 と思うんですけど、すごく”映画的”に

 なってて、だい~ぶ雰囲気が違います。

 もっと言ってしまえば、重たくなって

 ます。これは、このシリーズにとって

 個人的にかなりマイナスだと思って

 まして。画面が明るくて軽すぎる

 くらいのバランスが竹野内”入間”判事

 のキャラクターとよく合ってるなあ

 と思ってたんすよねえ。

 話自体も、世相を色濃く反映した

 (”日本丸”の泥船感がもろテーマに

 なってます。ついでに言うと、紹介に

 あった”国家の暗部に踏み込む”わけ

 では全くないですね)、重たい話だし。

 後半の、長演説が被せに被せられるの 

 は、気合が入りすぎててよくない結果

 になってると思いました。 ★1/2

 

 映画 イチケイのカラス : 作品情報 - 映画.com さん

 

 

そんじゃまたね。

チャオ。