Ferryどうも。

 

明けましておめでとうございます。元旦に日帰りで帰省しました。仙台への帰りしなでした。4時過ぎ。高速道(東北中央道ってのが通ったのよ)に乗ってたんですが、すごい揺れて、道路が。高架だったからでしょうねえ。恐かったです。ニュースで聞くしかないですが、大変なことになってますね。13年前を思い出しています。どうしたって。

 

NFXの韓国ドラマ「マスク・ガール」観ました。物語の始まりと終着が、まるで合わん(笑)!あの出だしからこんなとこに来ます?ふつう? とても”韓国っぽいストーリーテリング”でした。面白いっ!ほぼ一気に観てしまいました。ただ、終盤に向かう、4話目以降かな?そっからの展開は、序盤の1,2話目の変態エナジーフルスロットル!みたいなドライブ感がなくなっちゃった感は否めません。<ネタバレ>になりますが、結局終わってみるとこれ、「徹底的に男性(男性性というか、家父長制というか)を排除して語られる女の戦いの物語」なんすよ。”ミモの父親”が最後まで明かされない、触れられもしなかったり、出てくる男性は、虐げられてきたオタク中年(これまでだったら彼にも”何らかの報い”はあったと思う)に至るまで全員クズだし、最終決戦は、男性(息子)に執着した女(母親)対 ”男のいない女たち”(ミモの母、ミモ、娘、娘の女友だち) という構図で、後者が勝つというね。オタ息子の母親に、”孫娘”がいるってことが、最後まで明かされずに終わる っていう、通常の物語ではまあ、あり得なかった終着。徹底していました。またこれ、オープニング(アニメーション)が素晴らしいんだよねえ。このセンス、トーン、かなりイケてましたねえ。

 

 

 

カサンドラ・クロス」 ('76)

 ジョルジ・パン・コスマトス 原案、

 脚本、監督  カルロ・ポンティ、

 ルー・グレイド 製作  ロバート・

 カッツ 原案、脚本  トム・

 マンキウィッツ 脚本  ジェリー・

 ゴールドスミス 音楽

 リチャード・ハリス、バート・

 ランカスター、ソフィア・ローレン、

 エヴァ・ガードナー、マーティン・

 シーン、O.J.シンプソン、

 イングリッド・チューリン、

 リー・ストラスバーグ

 

 「午前10時の映画祭」にてのデジタル

 上映。 いや懐かしかったッス。ってか

 殆ど憶えてなかったんすけど、たぶん

 どれかの「夜ロー」で観て以来だすな。

 

 キャストが、好いっスよねえ。リチャー

 ド・ハリス。ちょっと翳のあるね、

 ダークな役も出来てしまう、英国の名優。

 に、バート・ランカスター。こちらも 

 善悪どちらの役もイケてしまう、タフガ

 イイメージのね。この両巨頭に、当時

 42才、カルロ・ポンティ夫人の、脂が

 のりまくりのソフィア・ローレン に、

 後の、息子チャーリーのプライベートを

 彷彿とさせる(笑)クズ男なマーティン

 ・シーン や、あのメソッド演技の大家

 リー・ストラスバーグまで出てる!

 正に欧米をまたにかける形での、往年の

 オールスターキャストのパニック大作。

 

 本作が特徴的なのは、カルロ・ポンティ

 が製作ゆえ、撮影場所が伊国チネチッタ

 なんすね。フェリーニ作品の多くが撮ら

 れたスタジオ。何となくですが、恋愛関

 係描写に、優雅さがあるというか。結構

 メインで描かれるリチャード・ハリスと

 ソフィア・ローレンの、大人なロマンス

 なんか、いいですしね。カルロ夫人だか

 らなのか、ソフィア・ローレンが、とて

 も綺麗に撮られてますよねえ。

 

 話としては、かなり突っ込んだ、権力

 恐っ...な社会派作品で、終わり方も

 かなりビターです。実際、多くの犠牲者

 を出しているので、この後大問題になる

 (”東側”のポーランドで起こったことと

 して隠蔽されたりするんでしょうか)

 だろうし。バート・ランカスター(実力

 者ではあるんだろうけど、大佐だからね

 え階級的には)が詰め腹切らされるん

 だろう結局は っていう。

 

 でも結局さあ、米軍が、他国の国際的な

 保健機構的な施設の中で、何やら怪しげ

 な細菌兵器的なもの?を秘かに研究、

 製造してる(説明はされないんだけど、

 発端となったテロはそれを阻止するため

 のものだと思う)っていうのは、少し

 考えると、そんなリスキーなことします

 かねえ?(米国内でやった方がバレなく

 ていい筈)だし、酸素で治ってしまう

 ってどんな兵器よ(笑)だし、その辺は

 よく分かんないところでした。

 ★★★

 

   映画】カサンドラ・クロス - しまんちゅシネマ さん

 

 

 

 

サンクスギビング」 ('23)

 イーライ・ロス 原案、製作、監督

 ジェフ・レンデル 原案、製作、脚本

 パトリック・デンプシー、ネル・

 ヴェルラック、ジェイソン・トーマス

 ・ブルックス、アディソン・レイ

 

 『2007年公開の、クウェンティン・

 タランティーノ監督とロバート・

 ロドリゲス監督に依る二本立て興行

 スタイルの映画「グラインド・ハウス」

 で、幕間に挿入されたフェイク予告編

 の1本「感謝祭」を手掛けたイーライ・

 ロス監督が、16年の時を経て長編化 

 したスラッシャー・ホラー』(allcine

 maサイトより)

 

 そういう企画ものだったとは知らずに

 観に行ってしまいました。

 言われてみれば、そういう、思いつき

 でノリで作った感満載の、100%楽し

 みましょうやホラーでした。

 の割にはねえ、正直言うと、106分の

 作品なんだけど後半は結構長く感じ

 ました。

 ジェシカ役のネル・ヴェルラックさん

 は、かなりイイですね。顔立ち、スタ

 イルの良さ、愛嬌、往年のフィービー

 ・ケイツ的なキュートさが好かったっ

 す。ただこのジェシカというキャラク

 ターの行動は、どうにも解せない、

 はっきり言ってビッ〇なのでは?

 あんまいいヤツ出てこないとこが

 モヤったかな。 ★★

 

  サンクスギビング (2023):作品情報|シネマトゥデイ さん

 

 

そんじゃまたね。

チャオ。