2022年3月姉が53歳で亡くなりました。体調を崩してから1か月半ほど。
誰もこの現実を受け入れられないというか、本当に信じられない気持ちでした。
受け入れられないとは言いながらも、姉の通夜や葬儀の準備は事務的にやる
しかなく、姉の夫と一緒に私も通夜・葬儀の段取りを決めていきました。
父と母も通夜と葬儀に出席するため、何度も準備で家と葬祭場を行き来して、
準備をしながらも、母が通夜・葬儀でちゃんと座っていられるのか、そういう
心配もあり。
お願いした葬儀社には、偶然にも私のママ友が2人スタッフとして働いていて、
介護の必要な母も、丁寧にサポートしてくれました。本当に感謝でした。
葬儀も無事に終わり、いよいよ棺に皆でお花を入れていくお別れの時、母は
じっと座っていることに疲れ切ってしまった様子で、「最後にお別れしよう」と
声をかけても不機嫌で「もう帰る!」と言い出しました…。「もう元気な姿だけ
で十分。見なくていい。帰る!」と。これから火葬場へ行くのに、母が帰ると
言うので、結局父も付き添いで一緒に帰ってもらうことに。他の親戚に連れて
帰ってもらいました。
火葬場では、姉の嫁ぎ先の親族一同、こちらは私と私の息子のみ。正直居心地
は悪く、でも息子が居てくれて本当に良かった。お骨拾いをしたのは初めてでした。
ショックでした。姉がお骨になってしまった姿、それでも姉が亡くなった事が
信じられず。
ようやく家に帰りつきましたが、もうすでに我が家では日常の介護生活。
姉の死を悲しむ暇もなく、介護生活は待ってはくれない。母は「親より先に逝く
なんてね…。でも元気な姿しか見てないから信じられない」とつぶやくばかり。
ここから私は完全にひとりで親の介護をすることになりました。