こんばんは。現役介護員&介護福祉ライターのさがらゆみこです。いつも読んでくださってありがとうございます。
数日間続いた認知症に関するシリーズ。今日でいったん一区切りとします。
今まで認知症の症状や徘徊SOSネットワークのことを書いてきましたが、今日は「認知症の人と関わる時に心がけること」と書いていきます。
基本姿勢として3つの「ない」が挙げられます
(1)驚かせない
(2)急がせない
(3)自尊心を傷つけない
全て大事なことですが、個人的には(3)が一番かなと思っています。
認知症の人は、何も分からない人ではありません。物忘れの自覚もあるし、自分がどうなっていくか不安や心配を抱えているし、苦しさ悲しさといった気持ちも持っています。そして、記憶が障害されても感情は残ります。
なので、
・大声を出す
・イライラした状態で接する
・忘れていることを責める
・無視する
といった態度は、認知症の人をより傷つけてしまいます。
ただそうは言っても、同じや行動が繰り返されるとイライラしてしまうことはあります。それが家族だったらなおさらでしょう。
認知症の人を介護している家族の人は毎日の介護でストレスや疲れがたまります。
そんな時は1人で悩まず、ケアマネージャーさん(介護サービスを受けている場合)や地域包括支援センターの人に相談してみることも必要です。また、自治体によっては介護者の交流会が作られています。そこに参加して悩みや苦労話を分かち合うことも介護ストレスの軽減につながります。
余裕を持って接するためにも、家族の方も「心身の健康」を大事にしてほしいなと思います。
今回認知症に関することを書いた上で参考にしたのが、以前受けた「認知症サポーター養成講座」のテキストです。
認知症サポーターは、特別なことをする人ではありません。認知症やその家族の「応援者」です。
詳しくは、こちらのサイトを参考にしてください
認知症に関する正しい知識を持って、見守りやちょっとした手助けができる人が今後ますます増えていったらいいなあと思います。