こんばんは。現役介護員&介護福祉ライターのさがらゆみこです。いつも読んでくださってありがとうございます
先日、北海道で大雪が降りました。今も道路の脇には雪が壁のように積もっています。地面の雪は日中溶けるのですが、夜になるとまた凍ります。その繰り返しの結果、道路はつるつるになります。時には冬靴で歩いていても転びそうになります。そんな中、道を歩いている高齢者の方を見ると大丈夫かな?転ばないかな?と勝手に心配してしまうのです。
高齢者の転倒及び骨折で1番怖いのが大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)の骨折です。
大腿骨頸部は太ももの骨です。骨の頭、つまり骨頭を支える首の部分が大腿骨頸部と言われます。ここは人体の中でもっとも骨のつきが悪いと言われている場所であり、この骨折は高齢者にとってはかなりのダメージになります。
これが大腿骨です。上のくびれた部分が頸部になります。
私の祖母も自宅で転んで大腿骨頸部を骨折しました。すぐに手術を受けたのですが、これがきっかけで数年後には寝たきりになりました。
保健師の仕事をしていた時、高齢者向けに転倒予防の講座を行っていました。そこで伝えていたのが「ヒッププロテクター」と呼ばれる専用の下着です。大腿骨の出っ張り部分にパッドを入れて使います。このパッドが転倒した時に大腿骨にかかる衝撃を少なくしてくれます。
介護保険などの福祉制度が使えないので自費での購入になってしまいますが、個人的にもオススメです。今度父にこういうものがあるよと話してみようと思います。娘からの意見は受け入れなさそうですが
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