こんばんは。yumikoです。 いつも読んでくださってありがとうございます。
昨日、父の認知症検査に同行してきました。認知症の検査ってどんなことをするの?と疑問に思っている方の参考になればと思い、検査レポートを書いてみます。
受診したのは完全予約制の精神科病院。思ってた以上に患者さんがいてビックリしました。受付を済ませた後、簡単な問診がありました。病院のホームページから問診表をダウンロードして事前に記入していたので、こちらは短時間で終わりました。それから検査開始。まずは脳のCT検査でした。その後心電図検査、血液検査と続きます。このあとしばらく待ってから、精神保健福祉士さんとの面接。私も同席できました。まずは父の生活歴や家族歴の聞き取りがあり、それから今回のメインである認知機能検査が始まりました。認知機能検査は色々種類がありますが、今回受けたのはMMSE(ミニメンタルステート検査)という検査でした。
父が検査を受けている間、私も問診表を書きました。家族から見た様子をチェックするものです。
そして最後に医師の診察。検査結果を総合して父の現状を診てくれました。結論から言うと、現時点では認知症の心配はないとのことでした。脳の萎縮は見られるけどそれは年齢相応のものだそうです。ただ、今後もずっと大丈夫という保証はないので、今後状況に変化があったら再度病院を受診してくださいと説明がありました。
数年前から物忘れがあり、母が亡くなってからは、毎日ではないものの意欲の低下や気持ちの落ち込みなども出てきていた父。なので自分は認知症になったとすごく心配していたのです。だけど今のところは大丈夫ときいて、すごくホッとしていました。父の心配事が1つ解消されたので私もホッとしました。と言っても今後のことを考えると手放しで喜べない面もあります。だけど今回病院を受診したことで、何かあった時の相談先が増えたのだといい方に考えることにしました。
認知症が完全に治癒することは極めて困難ですが、適切な治療によって、症状の進行を遅らせることは可能です。そして、早めに治療を始めるほど治療効果を得ることができると言われています。早めに治療を始めるためには、何よりも早期発見が重要です
(現場で役立つ! 早引き 認知症ケアハンドブックより抜粋)
この本にも書かれていますが、他の病気と同様、認知症も早期発見が大切です。だけど認知症の検査を受けるとなると抵抗を示す方も多いと聞きます。健康診断と同じように気軽に検査を受けられるような流れになればいいなあと思う今日この頃です。