こんばんは。yumikoです。
今日、本当なら血液内科受診の日でした。でも、どうしても行く気になれなくてキャンセルしました。私が通っているのは総合病院なので、新型コロナウイルス感染のリスクを考えてしまい、怖くなってしまったのです。
今日は私の場合を例にとって、「貧血」について書いてみます。貧血とは血液中の赤血球やヘモグロビン値が基準値よりも低い状態を言います。
赤血球は酸素の運搬という大事な役割を果たしています。赤血球の中に含まれるたんぱく質がヘモグロビンです。ヘモグロビンは、 ヘムという色素とグロビンというたんぱく質から出来ており、これが赤いため血液が赤いのです。
ヘムの主成分は鉄分で、これが酸素とくっつくことで体中に酸素が行き渡ります。そして、グロビンの原料はたんぱく質です。つまり、鉄分やたんぱく質が不足してしまうと、体の中でヘモグロビンが作られずに、鉄欠乏性貧血になる危険性があります。結果、体の中で酸素不足が起きて、色々な症状が出てきます。
具体的に言うと、疲れやすい・頭痛・めまい・立ちくらみ・動悸や息切れ・頭痛・爪がもろくなるなどです。
鉄欠乏性貧血を指摘された時に、「鉄分をとるようにしましょう」と食事のアドバイスを受けたり、鉄剤が処方されるのは、ヘモグロビンの材料を補充するからなんですね。
私の場合、血液検査では赤血球とヘモグロビンだけでなく「血清鉄」や「フェリチン」といった項目も診てもらってます。血清鉄は読んで字のごとく血液中に含まれる鉄分のことで、フェリチンは肝臓で貯蔵される鉄の量です。私はどちらも低いので、明らかに鉄分が欠乏している状態。つまり鉄欠乏性貧血というわけです。
そんな状態がもう何年も続いています。本来なら鉄剤が処方されるべきレベルなんですが、ただでさえ心療内科で処方されている薬を色々飲んでいるので、本音を言えばもう薬を飲みたくないのです。
だけど最近、食生活があまり良くないので食事で鉄分をとるのも限界があります。なので今度の受診の時に鉄剤をすすめられたら、腹をくくって飲んでみようと思っています。
貧血には他にも種類があります。
・悪性貧血:ビタミンB12や葉酸が不足してしまい、大きくて未熟な赤血球が出現するもの
・溶血性貧血:赤血球が寿命の前に壊れてしまい貧血が起こるもの
・再生不良性貧血:血液を作る骨髄での造血機能が低下して血球成分が減ってしまうこと
また、貧血の原因としてがんなどの病気が隠れていることもあります。もし健康診断などで貧血を指摘されたら、病院で詳しく診てもらうことをおすすめします。