【コミュニケーション】 人間関係のはじまりに by YOKO | Y2カウンセリング ~カウンセラー YUKO & YOKO のブログ~

【コミュニケーション】 人間関係のはじまりに by YOKO

自分がやりたいことをやるのに、周りに嘘をつかなくてはならない環境に長いこといた人がいました。
その人の会社には有給制度がなく(そもそもそれも問題だとは思いますが・・・)、土曜日は完全休暇ではなかったため、彼女がどうしても土曜日に休みたい時は、「体調がすぐれない」「友達の結婚式がある」等の嘘をついてお休みをとることが、ごくたまにあったのです。
本来は有給という制度があってしかりですが、彼女はその会社での軋轢ではなく、嘘をつくことを選択しつづけてきました。

そんな環境の中で12年を過ごしたその人は、ついに転職をしました。
完全週休2日の会社です。もう嘘をついて休暇を過ごす必要はなくなりました。
本人も周りの人も、喜びました。


3ヶ月が過ぎた頃、その彼女の会社で金曜日の夜に送別会があるという噂が流れてきました。
彼女は既にその夜から旅行に行く予定をたてていたそうです。

その時、彼女は友達に言いました。

「しょうがないから、午後から具合悪い風にして直前にどうしても・・・って言ってドタキャンしようと思うんだよね~」と。


彼女は、勤務時間外の会社のイベントや仕事を断るために、正々堂々と個人の権利をまずは主張することではなく、嘘をつくことが身についてしまっているのです。
自分の主張をとおすには、嘘をつく=相手を騙すことが習慣になってしまっているのでしょう。
自分の休みを確保するためとは言え、周りを騙しているという良心の呵責はとうに無くなっているのでしょう。

彼女は言いました。

「まだ相手がどんな人だとか、会社がどうとか、わからないからねー」と。


新しい人間関係をこれから作る周りの人に対しても、正直に謝ることではなく、嘘をつくことを当たり前に選択してしまった彼女。


結局は、その送別会は(当然と言えば当然ですが)、後日出欠確認が回ってきて、彼女は欠席とし周りの人達に咎められることも一切なかったそうです。


既に動かしがたい人間関係があり、その中でいかに上手くやっていくかの術を身に付け、自分の本当の姿や気持ちとは違うところで社会生活を送らなければならないこともあるでしょう。
でも、これから築き上げていく・・・、人間関係がまだ真っ白な状態のスタートにたった時、相手に対して正直でいることは、気持ちのよい人間関係を作る最初の段階では大事なことのように思います。

相手を騙しながらの人間関係は、ずっと嘘の自分を貫き通すという苦痛を生み出します。


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