スイカと龍馬のはざまに秋
【ホメ部】は、
一市民として、世の中の商品やサービスで感動したことを地味に記録するという、Y2の社内部活です。
日に日に昼が短くなり、過ごしやすくなり、空が高くなって、
いよいよ秋が本格的に始まろうとしています。みなさまお元気ですか。
夏ってこんなに速かったっけ?と毎年思いますが今年はことさらでした。
あせって9月の始めに購入したのがこちら
盛夏真っ只中の、スイカの中のスイカは、
どんなシチュエーションで食べるかに大きな意味があります。
思い残すことの多い今年のスイカ行動の補足、総括として、買う必然性を感じてしまいました。
みんながよく知っている、『スイカとスイカ味はまるでべつもの』という真実。
しかし、真のスイカ党にとって、そんなことは、実はあんまり関係ありません。
スイカそれ自体のまれにみる斬新なデザインインパクトが、すべてを凌駕するのです。
中学生のころ、通学路(千代田区)の自販機にスイカサイダーが入った夏があって
缶があまりにかわいく、そしてあまりに美味しくなく、
でもスイカ愛のために払う税金のような感覚で、くりかえし飲んだことを思いだします。
このゼリー購入の数日後、スーパーの100円アイスエリアで、スイカパッケージを見つけましたが
それは、黒のしましま部分がビニールフィルムに印刷されており
それを剥がさなければ食べられない仕組みでした。
ただの緑の玉から、赤いスイカ味を食べるのは、ちょっとちがうんだ・・・
―――――
もちろん中身もとてもおいしかった、このスイカゼリー。最高です。
デスク脇で、赤味のあるものなどを入れながら、来シーズンをこの入れものと共に待つことにします。
そんな夏の終わりをかみしめていた昨日、いつものスーパーで
数か月後に確実にくる冬のはじまりを、一気に思いださせてくれる商品に出会いました↓
およそ150年前、自分の顔が軍鶏鍋のおつゆのパッケージに載ろうとは
それこそつゆほども思っていなかったであろう龍馬さん
このパッケージを見て「おおっ!!!」と立ち止まる人がどれほどいるだろうかと
しばらく隣の棚の陰から見ていましたが、3分ほどでは残念ながらどなたもスルーでした・・・
けれど!
わたしには、ぐっさりと刺さりましたよ!!!
まだまだ日中暑くて半袖ビーサンだったけど、しっかり買っちゃいましたもん!
龍馬さんが軍鶏鍋を食べたかったその日、11月15日は、
冷たい雨だったといいますね。
夏の終わりと冬のはじまりの間が秋なのでした。
季節の情緒やできごとに、きちんと触れてくれる商品に囲まれている豊かな暮らしに
一消費者として、改めて感謝です。
苗字の商品、あらたに(予告)
数年前に民営化されたあの国民的超巨大会社様にて、
苗字封筒
(桂樹舎)
の関連商品が来月発売予定です。
なんとついに苗字も増えちゃいます。
8月初旬、急ピッチで進む制作現場にお邪魔してきました。
超巨大会社様のプレスリリース前なのでちゃんと写すとおそらく抹殺されると思われ
ガラスの著作者権限ってことで、ふんわり予告です。
こうぞ100%和紙ですよ
暑い工房で黙々と作業をしてくださる職人さんと、出番を待つ愛しい商品たち
苗字封筒を世に出せることになったきっかけを下さったひとびと
今回こういうおもしろくもイロイロ勉強になった機会をくださったみなさま
そして、桂樹舎の吉田ファミリーに、こころから感謝でございます。
ありがたいことでございます。
その夜は、高岡泊で、
なにやらいつもの定宿前がすごいことになっていた・・
高岡七夕まつりとな
駅前の万葉線の道もこーんなにロマンチックであーる
かつて見たことのない高岡の夜の人出です
そして富山では、かすてぃらまでキトキトだった
(みえるかな)
そして一夜明けた翌日、井波にて、ここかしこ「雲棚」再開の話し合い
旬まっさかりの鮎とともに!ぎょぎょ!
キニナル続きはここかしこブログ へ!
理想の城グッズはこれだ!
風も心地よいこんな短夜に事務仕事。情けないです。
気分転換に、これは~!と唸ったすばらしいお城グッズを発表します。
ぷぁ~~~っと華やかで迫力があって、地面にも市場にも当然めちゃくちゃ馴染んでる。
すごいかっこいい~。
町衆と太閤さんのココロのつながりが今もカタチになって見えてるような。
その2)松本城チョコ最中
この石垣感とか、もうたまらない。
しかも、黒いお城と白いお城のセットなんて、東西両方に仕えた石川数正を思わせて、あまりにも乙だわ~。
で、4つ入って500円!お持ち帰りに抜群の、このサイズ感とこのかるさ!
もったいなくて食べれなくて、気づいたら賞味期限ちょぴっと過ぎちゃったみたいなので
今夜食べよう!
その3)松本城売店のビニール袋
もう、どこまでも気を抜かないこのお気遣いが好き!
しかもすごい地厚・・・
この袋欲しさに2回に分けてお買いものしてしまった。
もったいなくて使えないので、こちらはまだまだ取っておきます。
またいつか、この続きを書きます。
プーさん小皿の格差に思う、マスvsパーソナル
『Disney日本生活』秘話です。
我々の企画意図に反して、プーさんの小皿チームに若干の格差が生まれつつあります。
一応、「つながり」があります。
まず、死ぬほどはちみつ好きのプーさんが、そんなはちみつを切らす
「格差」とは、売れ行きのことで
短期の催事の動向を注意深くみてみると、非常に僅かではありますが、うっすら差がわかります。
みなさん、試練の場面はあまりお好みではないのか・・・
風船の行動は、枝から落ちて刺されて、痛い思いをした後の、発想の転換から生まれたもの。
我々はこの試練の2枚こそが愛おしいと思うのだがいかに?
2枚だけ買うとしたら、迷わずこの「耐えプー」をとる、とすら思うけどなっ!? (←ほんとか)
というか、ツボが空っぽの状態、風船で昇ってる状態、蜂に追われているのに気付かない状態は、
いずれも次なる危機をまるで予測しない不安定さに満ちていて、
そういうところがプーさんのおはなしの醍醐味ではあるのですが、
のどかなだけに逆にめちゃくちゃ心配だけどなっ!?
自信を持って行う公私混同こそが、プロの仕事だと思うわけですが、
(もちろん今回は、「世界観を壊していない!」のお墨付き、オフィシャルな©DISNEYをいただける範囲の中で、ですけどね)
これから、この「耐えプー」2枚の売上が他よりも上がるなんてことがもしもあったら、
それはミクロン単位の個の勝利!と言えなくなくなくなくなくないかも?なんて思っちゃいますねー。
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本品は、総販売元アスプルンド公式通販
、直営店
のほか、
全国有名百貨店様、専門店様、でお取扱中です。
お陰様で品薄です。申し訳ございません。
在庫状況は日々変動いたしますので、ご来店の際は必ず事前にお問い合わせください。
セットでのご購入は 藤巻百貨店xrooms様
もどうぞ。
それはナイよ・・・かなり残念な出会い
5月は一度もブログを書かないまま過ぎてしまいました。
シゴトの集中力がちょっと切れたので、気分転換に、ここ最近でとてもがっかりしたことを書きます。
「ホメ部」は、世の中の製品やサービスで感動したことを地味に記録するというY2の社内部活ですが
今回は、そのなかの暗部・・・「逆ホメ部」ですよ。
先日、関西方面へ出張に行ったとき、空港で見つけて、非常にテンションが上がって買ってきた「○○城ラーメン」
金色の箔押しを多用したゴージャスパッケージ!
生めんですから、疲れた出張帰りには、持って帰るのを一瞬躊躇するほどの重み!
でも、このお城の切抜きの海苔がたべたい一心で、買ってきたんです。
で、もったいなくてなかなか食べれなくて、
賞味期限の近づいたある日、よーし、あのお城のラーメン食べて午後もがんばろう!と思ってあけてみたら、
探しても探しても、お城の海苔が入ってない。
後ろの「調理例」の絵にも、こんなにしっかり描いてあるんだけど、入ってない。
こんなにがっかりすることって、なかなか無いです。
だけど、よくよくパッケージを見たら、「○○城の海苔付き!」とは一切書いてない。
勝手に妄想するお客さんがいけないのか。
万が一、たまたま不良パックを持ち帰ってしまった可能性もある!と思い、一応、
メーカーさんの名誉の確認のために、お客様センターに電話をしてみました。
Y「この、パッケージの写真に写っているお城の海苔は、本来ついているのでしょうか」
女性「海苔ですかー?いえ、ついてはないですー!」 (←とても明るく)
あまりの爽やかさに、わかりました、スミマセン、と謝ってしまって早々に受話器を置きました。
そっか、これは天然なんだ・・・・。「お城海苔でアイキャッチはするが、そんな原価のかかる手間なんか毛頭するつもりないぜ!そんなことにこだわるお客はまずいないから、全然オッケーでしょ!」みたいな悪意はまるでないんだ・・・・。
話はかわりますが、わたしは「お城」も、「おすもうさん」も、好きで、
なぜ好きかというと、一番の理由はおそらく、アウトラインが可愛いから、すごいアイコンだと思うから、です。
そういう、みんなの共通認識財産的なものに触れたところで商品開発をするのなら、
ていねいに活用させていただきこそすれ、軽い感じでいいとこ取りな利用はしちゃいけないような気がするのです。
がっかりの度合いがすごいです。
お城の海苔・・・・食べたかったな。
GWのお知らせモロモロ
このところ、キモチの良いお天気が続きますね。
皆様いかがおすごしですか。
弊社では、税率変更前にえいやーと買ってしまった大きなiMacが、まだ箱のまま、初夏の日差しにのほほんと照らされております。
さて、GWのお知らせをいくつか。
■「旅する地場産SHOP in 横浜」
日程: 4/29(火・祝)~5/12(月)
場所: そごう横浜B1 トランスマーケット
お世話になっているH.P.Franceさんの『rooms x 地場産』の、大人気・恒例のGW催事です。
Y2関連品としましては、「ilono*tavi」「ディズニーコレクション/日本生活」を出品させていただきます。
■「銀座土産」
日程: 4/23(水)~5/6(火)
場所: 銀座三越8階ジャパンエディション
お世話になっている東京キッチュさんが参加する本催事、こちらもディズニー関連を。
お世話になっている輪島キリモトさんもお隣で出品中です。
日程: 4/30(水)-5/6(火)
場所: 阪急うめだ本店7F「日本の手仕事サロン お茶を楽しむギャラリー」
お世話になっている辰野しずかさんがオーガナイズしてくださる催事です。
Y2関連品は「ilono*tavi」[ネクタイのふくさ]「bow's」が出品されます。
日程: 4/25(金)
場所: 成田空港第1旅客ターミナル中央ビル新館4F
お世話になっているバイヤー様たちのおかげをもちまして、
「武将面」「食扇」「東京お花ピン」が日本の玄関口・成田へ。
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さて、「お世話になっている」方に「お世話になっている」ばっかりで
Y2本人らはなにも動いてないじゃないか!
という流れになってまいりましたので、ここはいっちょ体をはるところを・・・
日時: 4/29(火・祝)
場所: 増上寺
超宗派の若手お坊さまたちによる世界最大級の仏教フェス「向源」に
ここかしこ として物販に参加させていただきます。
増上寺会館という建物の1Fで、一緒にここかしこの企画をやっている
Kichijitsu デザイナーの井上綾さんと3人で、1日中売り子をいたします。
3人で一休さんコスプレをしようじゃないかという掛け声もありましたが
だれともなく尻つぼみでおそらく地味に立っております。
オモシロそうなワークショップやライブが盛りだくさんなので、お誘いあわせのうえ是非どうぞ~。
そうだ、最近、もっとも体をはったことといえば↓
■Y2地味に引っ越しました
3月上旬、3年ぶりに引越しをば。2014年もよい春でございました。
そのほか、20くらいの商品企画案件が進行中です。
今年は、西の方のお仕事が増えそうな感じです。
出張にかこつけたお城めぐりも、ますます充実の予感。
また随時お知らせさせてください。
ではまた!
フジテレビ「ユメノハシラ」3月4日22時54分~オンエアです!
何者でもないのに商品のおかげで呼んでいただける大恐縮シリーズの映像第三弾、
フジテレビ「ユメノハシラ」 3月4日22時54分~オンエアです。
いつもお世話になっている廣田硝子さんの、切子の工房ショップ「すみだ江戸切子館」での撮影です。
川井さんは「蓋ちょこ」の切子を一手に手掛ける切子士さん。
切子で描くよりペンで紙に描く方が下手だよという、まさに凄腕です。
蓋ちょこは2009年に企画、2010年に発表でしたので、もうまる3年たちます。
お陰様で今でも軒並み2か月待ちのご好評をいただいているのは、何をおいてもこの
川井さんの技術と感性のたまものです。
工房に伺うと、いつもお忙しいので、仕事以外のハナシをたくさんしまくるということはできませんが、
蓋ちょこ愛を通して、川井さんとは言葉以外の波長で確実に繋がっているなと感じずにはいられません。
川井更造のグレーキャップ≒次元大介のハットなんじゃないか、と伺ってみたことがありますが
全くそういうことはないそうです。
場所を移して、今度は廣田硝子さんのご本社で打合せ風景を・・・
写真のテーブルに載っているのはこの夏発表予定の新作。
ビール瓶が写ってます。ビール用のグラスなので、注がれた時の見た目、飲み心地を検証です。
廣田社長には、試作を実際に使ってみるときに1つのボーダーがおありになるそうです。
その瞬間から「お嫁に出す」本当の準備がはじまる、みたいな感覚だそうです。
私たちはまったく違和感なく、おおきな繋がりのなかで「飲んでみましょうよ」などと軽く言ってしまうのですが
廣田社長には芯からご家業ガラス屋さんの血が流れているんだなと実感させられるというか、
カタチにするまでが1山、そこから販売までが別の1山、販売してからさらに山脈、みたいな
イメージ感覚でいらっしゃるんだろうかとか、、、こういう時は、はっとする瞬間です。
今回発見したこともう一つ・・・廣田社長のスマホの待ち受けが蓋ちょこだったこと。
廣田さんのヒット商品はたくさんあるなかでのこの栄誉!ものすごく喜んでしまいました。
「なんか恥ずかしいっすねー」とおっしゃっておられましたが、含めてTV用の仕込みですかねー。やりますねー。
笑ってない写真もあったので記念に・・・この方が笑えます
フジテレビ「ユメノハシラ」3月4日22時54分~
廣田硝子さんの「蓋ちょこ」のほかに、
松崎人形さんの「アロマ屋文左衛門」
(社長インタビューあり!)
桂樹舎さんの「苗字封筒」
をお取り上げいただくかもしれません。
「苗字封筒」には新しいお知らせが!
私たちのグタグタトークを99%カットしていただき、はたしてこの最新お知らせを編集で残していただけるか!
請うご期待です。
「美しいキモノ」で連載がはじまりました
昨年、創刊60周年を迎えられた大老舗雑誌「美しいキモノ」で
僭越ながら連載ページがはじまりました。
目にもあざやかな、春らしい訪問着の滝川クリステルさんが表紙の2014年春号(2/20発売)では
120ページからの見開きです。
「有井姉妹のタノシイコト、いろいろ」 T編集長がつけてくださったタイトルで、今年いっぱい、全4回です。
T編集長、Mフォトグラファーとご一緒に、信頼する作り手さんの工房をめぐり、
お着物に関係するトピックを選びながら、Y2企画商品の誕生秘話をご紹介する内容です。
稽古ごとでキモノを着る機会はある程度ありますが、「キモノ道」は女性にとって、
永遠の自分探しのようなもの・・・
この光栄なご縁に感謝しつつ、自分たちの登場ページ以外の、美しい目の保養や知恵の数々を
毎号楽しみにしていきたいと思います!