おはようございます。
一昨日の読売新聞1面「佐渡金山世界遺産」では、「江戸時代に手作業による技術で世界最大級の金生産量を誇った歴史的価値が評価され」て、「全会一致で決まった」。
史跡が「戦時中の強制労働の被害の現場」であると「登録に反発してきた」韓国と対話を続けてきたと紹介されています。
そして、同紙2面【総合】ではその対話の内容に踏み込んだ「日韓展示巡り歩み寄り」。そこには「強制労働に関する文言を使用しない一方」、「常設展示を行い、戦時中に朝鮮半島出身者が約1,500人いたことや、労働環境の過酷さを紹介する」ことが「歩み寄り」の内容。
「世界遺産(うち、文化遺産)」の登録基準は(https://worldheritage-mania.com/knowledge-standard/より)以下の6つ。
・人類の創造的資質を示す傑作。
・建築や技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展において、ある期間または世界の文化圏内での重要な価値観の交流を示すもの。
・現存する、あるいは消滅した文化的伝統または文明に関する独特な証拠を伝えるもの。
・人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本。
・ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落や土地・海上利用の顕著な見本。または、取り返しのつかない変化の影響により危機にさらされている、人類と環境との交流を示す顕著な見本。
・顕著な普遍的価値を持つ出来事もしくは生きた伝統、または思想、信仰、芸術的・文学的所産と、直接または実質的関連のあるもの。(この基準は、他の基準とあわせて用いられることが望ましい。)
「佐渡金山」は「「ヨーロッパなど海外では機械による採掘を行っていた時期も、江戸幕府の鎖国の影響で手作業による採掘を続け、技術力や生産体制を高めた点」という価値。「そうした実態を今に伝える物証が数多く残ることも、評価につながった。」とのこと。(「新潟日報」ネット記事より〈2024/7/27 19:10〉)無責任な意見だけど、「強制労働」の事実があったのならそれも含めて遺産とし、後世へ伝えていくべきではないのかなぁ~と思うのでした。
そして、日経新聞は先の情報(5面【総合3】)と、2面【社会】はさすが日経!「地元は観光客増に期待」現在、「地域航空会社のトキエアが島と首都圏を結ぶ路線を24年中に就航することを目指して」いるとことです。
フランスパリでは平和の祭典、高校総体や甲子園などわが国の将来を担う若者が集い、そして8月には広島・長崎の鎮魂と終戦の日を迎えます。
政治信条や宗教には触れない(はず)「y21ぶろぐ」ですが、少し感じることがありました。
だらだらと、長文となってしまいました。