清少納言は、冬も 早朝が好き
降る雪や霜の白さの早朝
酷い寒さでも
火を起こし、火鉢に運ぶのが冬らしくて好き
火鉢に手をかざせば、心地好い
火鉢の火が消えて、灰になった寒いのは、嫌い
私は、冬は、帰宅時 黄昏時が好き
一日、ことなく過ぎて 職場を後にし
夕日を西の空に観て、帰宅を急ぐ
「ただいま」 「お帰りなさい」
メガネが曇り 頬が温まる
ネクタイを外し、シャツを脱ぐ
部屋着に着替えて
ソファーの座る
この一刻を
好きだった 幸せだった
写真は、勿論、私ではない