清少納言は、秋は夕暮れを好む
夕日の中、鳥が、ねぐらに帰る様子に哀愁を
遠くの小さい雁行は、面白い
日没後の虫の声、風の音 言うまでもなく
日本人独特の「もののあわれ」 感動と哀愁
(平安時代の文学的・美的感覚)
現代も、私も、夕暮れが好き
鳥はねぐらに帰る
虫も集く、風もそよぐ
しかし、暑い
哀愁を覚える余裕はないかというと
そうでもない
時々、西の空 夕暮れの山並みが
徐々に赤く染まることがある 夕焼け
ほんの数分の光の奇術 綺麗 見事
すっかり 消えてしまうと なんとなく寂しい 灰色墨絵
カラスの声さへ 物悲しい
これが哀愁か