清 少納言の季節感覚
季節感覚は、日本人の特性 日本文化の原点
と思って、枕草子で、再学習を始めます
冒頭の原文
「春はあけぼの やうやうしろくなりゆく山ぎは
すこしあかりて 紫だちたる雲のほそくたなびきたる」
春は、山際が少し明るくなって、
紫色の雲がたなびく 明け方が、好き
(好きとは書いていないが、そう解釈するのが自然)
清少納言は、貴族(下級)
ゆとりある生活をしていた
住居も、山の見えるところにあった
比べて、
私は、庶民、凡人
余裕のない生活を送ってきた
家族を守るのに精一杯だった
余裕のある今、山は見えない 感覚は鈍化した
それでも
「春は好きだ
やはり朝
若葉を揺らすさわやかな風
裾煙る遠くの山並み
静かな時間が流れていく」