木版画ではない アクリル画である

吾輩は猫である 名前は「ネコ

年齢は十四歳 人間年齢では八十歳

主人より年上である

 

可愛い猫だった

田無に居た頃

長男が、勤めでもらってきた子猫

考えるのが面倒だから、「ネコ」と名付けた

(この頃、考えるのが好きな人が多いようで

 読めない字で、キラキラネーム)

 

悪戯もした 悪さもした 夜遊びもした

1週間ほど行方不明にもなった

家族総出で探し回った

痩せ細って帰宅した

 

「あきる野」に来てから

外に出ない家ネコになった

 

二人が外出するとき 拗ねて、隠れた

帰宅時は、玄関で両手をついて迎えた

 

炊事の時は、生ごみ入れの上で見守った

         アクリル画2号

昼寝は、私の膝の上

就寝時は、まず、私の胸の上で丸くなり

しばらくすると K子さんの上に移った

二人に気を使っていた

 

2010年(平成22年2月16日)に逝ってしまった

しばらくは、ネコ君ロスだった 

今でも、寂しく思い出す 今、 お彼岸です