毎日俳壇から一句選句した

うぐいすや竹林に風乾く音」 浜松 野畑さ

竹林は、寒風にカサコソと揺れているが

どこからかうぐいすの声がする

春はそこまで来ている

 

時々、我が家の小さな庭にも、うぐいすが来てくれた

春の到来を告げに来てくれた

忙しそうに枝を飛び、あっという間に行ってしまった

旧居の事

 

 

 ここでは、枯れ枝は、大きな桜の木 

うぐいすは見えない 声も聞こえない

その代わり、今朝、赤く丸い月が残っていた

枯れ枝の向こうに赤い丸き月」  拙句