久しぶりの句習い

毎日俳壇から

「から風走る耕作放棄田」 高松市 島田さん

この句から、思い出した

5,6年前、故郷の西伊豆に帰った

稲作のことが話題になった

兄弟三人で、鍬一本で六畝を耕した

一畝は約100平米(10m四方の正方形)

終戦後、食糧難、一家8人のための耕作

辛かった

百姓にはなりたくないと思った

その田んぼが、みな休耕田になっているという

見ることなく帰京した 

 

 拙句

から風揺れる干柿縄のれん

西伊豆のから風は、駿河湾を渡ってきた

昔は、どの家にも

イカ、イワシ、澁柿、干し大根などの

縄のれんが揺れていた

今、どうなっているだろう?