KATOの103系ジャンク品で、広D-02編成を作る!その5 | Y14編成のブログ

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前回の続きです。

 

なんだかんだ言って、広D-02編成の製作記を書くのは

1ヶ月ぶりとなってしまいましたね。

 

今回は、床下の加工を紹介します。

当初、床下機器は部品取り車であるユニット窓車の

シャーシについているものをそのまま使うつもりでしたが

前回の記事で、側面の写真が載っていたサイトを参考に

サボ受けやルーバーなどを取り付けていたときに

クハ103とモハ102の床下機器が

かなり違うことを知ってしまったのです。
 

モハ102にはMGが無く

クハ103にはSIVが取り付けられている点など

ユニット窓車のシャーシとは異なっているので

大掛かりな加工をする必要が出てしまったのです。

特に、モハ102は初期車と後期車とで

床下機器の配置が違いすぎていることから

大掛かりな並べ替えをするため部品取り車として

サハ103-376を購入して、床下機器をすべて削り取り

モハの床下機器を取り付けをする計画を立てましたが

これは後に計画変更となりました。

 

写真のサハ103-376は前オーナーによって

JR東日本の更新車ふうに仕立てられ

ドアの窓ガラスの押さえが銀色になっているなど

いろんなところで手が加えられています。

さて、まずはクハ103の床下の加工をしていきましょう。

クハは、サハ103-442のシャーシを使います。

現在の広島のクハ103の床下には、冷房装置の電源として

SIVが搭載されていますので、これを再現していきます。
SIVは、GMのWAU-102の

クーラーに付属しているものを使います。

これが、クーラーに付属しているSIVです。

SIVは、赤枠で囲っているところの右寄りに設置しますが

赤枠内の床下機器を削ってSIVを取り付けると

車輪が線路に載らなくなりますし、赤枠内の

床下機器の左の部分は移設するので

赤枠で囲っているところをシャーシごと切り取ります。

床下機器をシャーシごと切り取りました。

赤枠で囲っている箱みたいなものは要らないので

切り取ります。

SIVは、海側に搭載されていますが

山側のほうには、3つ並んだ箱(赤丸)が設置されており

その左に先ほどシャーシから切り取った細い機器(青丸)が

設置されていますので、これも再現していきます。

3つ並んだ箱は、前に名古屋に行ったときに 買ってきた

GMストアーに売っていた

キットの床下機器のものを使います。

微妙に形は違いますが、これを取り付けることで

それらしくなっていくと思います。

こちらも、そのまま取り付けると

車輪が線路に載らなくなってしまうので

3つ並んだ箱と、先ほど切り取りだした

細い機器を並べて寸法を測り

シャーシごと赤枠の部分を切り取ります。

シャーシを切り取った様子です。

切り取ったところに取り付ける床下機器はこんな感じです。

ここまでは、先週の火曜日に行った作業で

この日は、ここで作業を中断しました。

先週の木曜日に久しぶりに三宮のぽちによると

袋詰めジャンクのKATOの103系初期車が売っていたので

床下機器をじ~っと見ていました。

 

すると、初期車であるために床下機器の

配置はこっちのほうが近いこということが分かったので

クハ103とモハ102を購入しました。

床下機器は一緒だろうと思って

種車の床下機器を捨ててしまったため

余計にコストがかかってしまいました・・・

写真上から、サハ103ユニット窓

クハ103非ユニット窓、モハ102ユニット窓

モハ102非ユニット窓の床下の様子です。

床下機器の大きな違いが再現されているのが分かりますね。

そこで、初期型の床下機器を

写真のように切り取って移植することにしました。


ただし、設計が古いのでディティールが劣るところがあり

床下機器の一部が追設されているところがあるので

GMの103系の床下機器でグレードアップしていきます。

 

GMの床下機器で使用するのは

丸で囲っているところだけです。

まずは後期型の床下機器を、右上についている

ちいさなハンドルみたいなものを残して撤去し

初期型の床下機器を写真のようにカットします。

上のカットした部分がシャーシより広いのは、

GMの床下機器を取り付けるためです。

また、上のカットした部分の右側についている

箱は不要なので削り取りました。

山側の床下機器の様子です。

切込みを拡大させたところにGMの床下機器の

赤で囲っているところを取り付け

先頭よりには青丸で囲っている機器と緑丸で囲っている機器を

逆転させるような形で設置しました。

また、ブレーキ制御装置はGMの床下機器の

ピンク丸で囲っているものを使用して

グレードアップさせました。

海側の床下機器の様子です。

SIVが設置されるところの右側に

GMの床下機器の黄丸で囲っているタンクのような機器を設置し

その右側に設置している箱はGMの機器から移植しましたが

後により実車に近い機器があったので撤去しました。

鉄コレの、モハ200-255のシャーシです。

KATOの動力ユニットで動力化した関係で

シャーシが床下機器ごと余剰になっています。

一部の床下機器は、この車両から移植します。

まずは、黄色い丸で囲っている床下機器を切り取り

タンクのような機器の右側に接着します。

さて、次はSIVの取り付けです。

まずは、プラ板をこんな感じで土台を作り

SIVを接着しました。

周りの機器が黒なので、とても目立ちますね。

山側のほうも、こんな感じで取り付けました。

前面にはスカートを設置するので

現物あわせで削り取って

スカート取り付け口を作りました。

GMの103系関西型の低運用のスカートを取り付けて

クハの床下の加工はここまでです。

次は、モハ102の加工です。

モハ102もサハのシャーシを使用します。

この車両を分解すると、前オーナーによって

室内が実車に近い感じで仕上がっていました。

モハ102も、初期型の床下機器を移植しますが

コンプレッサーとブレーキ制御装置だけ

グレードアップさせます。

まずは、ブレーキ制御装置のグレードアップです。

 

クハのブレーキ制御装置は

細かいところが省略されてまっ平らなのに対し

モハはちゃんと再現されていますが

やはりディティールの関係から

GMのものにグレードアップさせます。

 

まずは、もとのディティールを削り取り

GMの103系のパーツを移植して

ブレーキ制御装置のグレードアップ完了です。

つぎは、コンプレッサーのグレードアップです。

元のコンプレッサーを撤去し

201系の鉄コレのコンプレッサーを切り取って

それに合わせるように床下を写真のように切り取ります。

床下機器を接着して

モハ102のシャーシの加工は完了です。

なお、前オーナーによってリアルに表現された室内は

東日本仕様で広D-02編成とは意匠が違っているので

部品取りのモハ102のものに交換しました。

次は、クモハ103のシャーシの加工です。

こちらは床下機器の加工は不要ですが

シャーシと台車を中心に加工する必要があります。

 

スカートを取り付けるために動力ユニットの一部を削り

台車の加工をしようと思いましたが・・・

台車がウォームギアの目立つ

初期のタイプだったのです・・・

 

105系とは異なり、3両編成であることから

片台車駆動にすると走行に不安があります。

我が家に在籍している、後期のタイプの

動力台車と交換もしてみましたが

動力ユニット本体にも微妙な違いがあって

台車交換だけは不可能でした。

そこで、後期タイプの動力ユニットを装着している

105系の鉄コレ(非冷房仕様)と

動力を交換することにしました。

105系は後期の動力ユニットについている床下機器を

初期の動力ユニットに移植し、片台車駆動に改造しました。

後期の動力ユニットは、105系の床下機器を付けていた関係で

ゴム系の接着剤がこびりついていたため

このままでは103系の床下機器が取り付けられなかったので

こびりついた接客剤を除去しました。

これでクモハのシャーシの加工は以上です。

次回は塗装ですが

その前に屋根の加工を少ししておきます。

この模型は、ライトユニットを取り付ける前提なので

クハとクモハはライトが当たる部分を削り取りました。

そのあと、0.5mmのプラ板をカットし

写真のように接着しました。

 

久しぶりの製作記で、計画変更ばっかりの

床下機器の加工となりましたが、今回の作業はここまでです。