24/7/7 | クリスチャンリンゴ事件簿、アッパールーム編のブログ

責任と権威

今日は都知事選の投票日。そして新約聖書は律法学者とイエスとの対立構造の問答集(私たち一人一人の内なる世界)であり、それぞれの集団(思考)に対する自らの立場というものを明確にしてくれる。私たちは二つの価値の間に置かれ、集団を組織化していく思考を通して、時代に自らの構造(イデオロギー)を持ち込み、集団に法と秩序を制定していくことによって、組織という一つの構造(ネットワーク)を形成していく。それに対して、イエスは責任という重荷を自らに枷て、生命の本質を一人一人に示していく。権威は自らの言葉(イデオロギー)を側近の理論武装集団(参謀)を率いて、論敵の相手に対して相手の陣地を破壊(論破)していくという構造であり、多数決(枠組みの内)によって全体を支配していく。彼らは、枠組という外の言葉てあり、一人一人の個性というものを無視(数値化)していくことによって成り立つ支配構造ということになる。彼らには個性という責任(生命への問い)を無視し、多数(自他の混交)の正義(自らへの偽り)を通して、兵士(組織の命令)のように集団(ヒエラルキーの言語構造物)で個性を攻めて来る。

 

だから、偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい。私たちは、互いに体の一部なのです。怒ることがあっても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで怒ったままでいてはなりません。悪魔にすきを与えてはなりません。盗みを働いていた者は、今から盗んてはいけません。むしろ、労苦して自らの手で正当な収入を得、困っている人々に分け与えるようにしなさい…エフェソ4:25~28

 

イエスは正当な働きという言葉で私たちの日々を生き方を指し示す。それは社会を消した正当性であり、枠組という外の言葉に左右されない、自らの能力を認めてくれる相手に対して、その承認の価というものを表現していくことになる。承認の意味は自分と相手との共通感覚であり、互いの間に偽りがあっては成り立たない真相(互いの追求)を意味する。

 

悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい…エフェソ4:29

 

語る人、聞く人、信仰にとって一人称(互いの間の関係性というトライアングル)であり、イエスキリストの心(透明感)ということになる。多様な個性を透明な糸(神の御心)で束ねる結び合わせるパターンということになる。

 

  • 透明、これこそ今日の芸術において、また批評において、最高の価値であり、最大の解放力である。透明とは、もの自体(三次元の肉体)の、つまりあるものがあるもののままに、まさにそのものであることの、輝きと艶を経験することの謂いである。昔なら、革命的な創造行為であったものも、コンピュータによる同語反復と、生産過剰の原理に同調する複製アートにされる。今、重要なものは我々の感覚(内なる復活)を取り戻すことであり、我々はもっと多くを見、もっと多くを聞き、もっと多くを感じるようにならなければならない…スーザンソンダク
  • 結び合わせるパターン。どうして学校ではこんな大切なことについてほとんと何も教えないのだろう。真に重要なことを敢えて教えようとしないからこそ、彼らは死の運び手になっさているのだろうか。カニとエビを結び合わせ、ランとサクラソウを結び合わせ、それに四つの生き物を私自身と結び合わせ、その私をあなたと結び合わせるパターンとは? そしい我々六個の生物を、片やアメーバーへ、片や病棟の檻の中の分裂症患者へ結びつけるパターンとは。生きとし生けるものすべてを結び合わせるパターンとは何か?…ベイトソン

24/7/3ブログ参照