あれは確かコロナ禍真っ只中の
2020年か2021年の夏休み。
たぶん…2021年だったと思う。

息子は小4か小5でした。
たぶん小5。

コロナでなかなか遊びに行けず
でも夏休みの思い出は作ってあげたい。

だって息子にとって小5(もしくは小4)の夏休みは
人生で一度きりだから。

あれこれ考えて
楽しいこと、たくさんしました。
工夫すれば楽しいことはいくらだってできる!と思ってけっこう頑張りました。

いざ夏休み最終日
息子に「夏休み何が一番楽しかった?」と聞いてみたんです。

すると息子
「えー、全部楽しかったけどー。一番楽しかったのはゴキブリ事件かな!ママがギャーって叫んで……ギャーって……ははは笑」
て言いながら思い出し笑いまでしてました。笑

そうかいそうかい
そんなに楽しんでくれたのなら
なによりだよ。
ゴキブリさんありがとう。


忘れもしないゴキブリ事件…

あれは夫が夜勤で不在の夜

私が髪を結ぼうと洗面所に行って
さっと髪をまとめて
黒いゴムを取ろうとした瞬間
黒いゴムの横に黒い物体が…!(🪳)
勢いでゴムを取ろうとしたもんだから
危うく触れるところだった!
しかもよぉーく見てしまった!

私「…ギャーーー!!!」

「やばいやばい!」と叫びながら
ゴキジェットを持ってきて噴射!!

私の騒ぎで駆けつけた息子が様子を見るために私の背後にくっついていました。

ゴキジェットを噴射した瞬間!
ヤツは飛びました。
(飛ぶから嫌ですよね〜)

私またもや「ギャーーーーー!!!」

反射的に洗面所から出て
しかも思わず扉を閉めてしまいました。

息子と顔を見合わせながら
「どうしよう…閉めちゃった・・・」
と呆然としながらも

顔を見合わせながらゲラゲラゲラゲラと笑い合いました。

人間って不思議なもので
(私だけかもしれないけれど)
こうなった場合扉を開けるのが非常に怖い。

息子に
「ねぇ。開けてきてくれない?ゴキジェットかけたから死んでるかも…」
とダメ元で聞いてみたけど
もちろん息子は「ヤダ!無理!」即答。

虫が大好きな次男に
「ねぇ。虫、好きだよね?開けてきてくれない?」
と聞いてみるも
次男「虫は好きだけどゴキブリはきらい!ヤダ!」即答。

私「…じゃんけんで決めない?負けた人が開ける係!じゃーんけーん」
言いかけた途端息子と次男猛反発。
…ですよね。
2人とも、負けたら泣くよ?と泣く脅しも入れてきたと思います。

私「そうだよね。ここはママが頑張るしかないよね。大人だもんね。」

…洗面所の前まで行って…よし、あ、開けるよ?

「うわぁぁ〜やっぱり無理ぃ!開けた瞬間飛んできたらどーしよーー!」
息子に泣きつく私。
(オイがんばれよわたしって感じです)

そんな事件を
息子はその年の夏休み一番の想い出と言ってくれました(笑)

やっぱり子どもって
どこかに出かけるのも好きだけど
何気ない瞬間の家族との楽しいやりとりが大好きなんだなって、それだけで幸せだと感じるんだなって、
それは大人もそうですけど
再確認した夏でもありました。


ちなみに2019年の夏休みは
我が家の米騒動がありまして。

私、息子、次男で
精米をしに行ったのですが
息子と次男が精米機をやりたいと
袋のセットや玄米を入れたり
お金投入、ボタン押しと全てやってくれました。

袋のセットがちゃんとできていなかったのに
私が確認を怠ったせいで

ボタンを押したら
白米がザーーーーっと出てきてしまったわけです。床にどんどん落ちていく。

急いで袋をセットし直して
なんとか大丈夫だったけど
三分の一くらいは落ちてしまったかな

床一面、米だらけ。

しかも夏だったからみんなサンダルで
子どもたちに限ってはクロックスみたいなサンダルで穴がいっぱい。

お米が入って痛くて歩けないと言う。
しかも夏だから足やサンダルに汗がまとまりついていて、お米が張り付く。

『これが本当の米騒動!』
と私がふざけて言った一言を
息子が気に入ってしまって
米騒動、米騒動と連呼するもんだから

本当の米騒動は違うからねと何度も念を押した夏休みの思い出。

我が家の米騒動も息子はよぉーく覚えていて。
その後私が精米に行く時も
「僕は行かない、だって痛いんだもん、また米騒動になるかもしれないし」と笑ってました。



間もなく夏休みがやってきます