よく手を繋いだ日々。


不安が異常に大きいという特性があって

お外では手を繋がないと怖くて怖くて

固まってしまう子でした。


手を繋ぐ時

必ず私が前側で息子が後ろ側


6年生になっても

よく手を繋いでいました。


次男が習い事に行ったら

私と息子はお散歩をする事が多かった


毎日付き添い登下校をしていたから

毎日毎日息子の隣を歩いて


さらにお散歩にも行って。


歩道のない狭い道で

急に車が来ると

息子は驚いて避けることもせず

固まってしまうので


私が手を繋いで

手を引いて道の端へ誘導する


『慌てなくて大丈夫だからね』

『ここで車が通り過ぎるまでじっとしてるんだよ』

『あまり避けすぎると落っこちるから気をつけてね』

6年生だったけど、こんな感じでした


息子は私と手を繋ぐこと

全然恥ずかしがらずに

素直に従ってくれました


自分の好きな話に夢中の時は

されるがまま路肩へ誘導され

その間もずっとおしゃべりに夢中で


『あのさ。お話しもいいんだけど、そのうちママが一緒に歩かなくても大丈夫なようにちゃんと学んでよ〜』

と私が言うと


『うん!わかったぁ!…でさ〜〜〜』


本当にわかってるのか⁉︎

と思ったりしましたね。ははは泣き笑い



息子が旅立つ直前の大阪旅行でも

しっかり手を繋いだ記録が

写真として残っていた





息子の身長が伸びてきて

だんだん私の肘が曲がってきてたね


徐々に大きくなるから

気付かない変化


いつ手を繋ぐことを

卒業するのかなぁと思ってたけど


まさかこういう形で卒業するとは



お散歩中

息子の同級生は

颯爽と自転車に乗って友達と遊んだりしてるのを見て、当時の私は羨ましかった


こういう〝普通〟のこと

息子はできないんだなぁ…


息子が〝普通〟だったら

あの中にいたのかなぁ


息子は今、どう思ってるんだろう


私と歩いてて嫌かなぁ


ごめんね

ママもだけど息子くんも

つらいよね


そんなふうに思ってました。



でも今は

あのお散歩があってよかったと思っています


息子とたくさん手を繋いで

いろんな話しをして

貴重な時間だったから


私の大切な大切な想い出として

心に刻まれているから




ありがとう




ママにたくさんの想い出を残してくれた

息子に感謝



でも

また

手を繋ぎたいな



私の手も寂しがってるよ



息子くんは今

手を繋がなくても不安じゃないんだよね