光の騎士後に幻想入り | ガッキーのブログ

光の騎士後に幻想入り

紫「幻巣 飛光虫ネスト」

バシッ! バシッ!


「ッ!」

ヒュッ!

 

うぉっと…あぶないなぁ


紫「さっきから避けてばっかりねぇ キィー君」


「あはは…そうですねぇ 紫さん強いですから避けるのに精一杯で攻撃に出れませんしねー」


紫「…嘘つき 出来ないんじゃなくてしないだけでしょー」


「それは無いですよー」

あちゃー、バレてたかー…


紫「…本気で戦う気が無いのなら 退いてくれないかしらキィー君…今逃したら 面倒な事になるのよ?」


「…だからってケイゴを消す以外の方法が在る筈でしょう!」


紫「さっきも言ったけどそんな物は無いわ いい子だから聞き分けてキィー君」


「…いくら紫さんでも それだけは聞けません」


紫「…そう、分かったわ じゃあ…もう何も言わないわ キィー君を倒して行くわ」

そういって紫さんは懐からスペルカードを出した

「…ッ!?」

来るッ―!


紫「空餌 中毒性のある餌」

スペルカードを投げたと同時に無数のスキマが俺を包囲した


「やばッ―!」

バババババッ!

動き出すと同時に スキマから 凄まじい数の弾幕が放たれた


「ッ! なんの!

四方八方から飛んでくる弾幕を変身して避けていった


この程度なら…やられませんよッ!


ブワンッ

紫「残念♪ キィー君、一つの事に集中しすぎよー」


ッ―!!!?

しまったッ!! 紫さんの能力を忘れていた…ッ!


紫「終わりよ 奥義 弾幕結か―」


シャーンッ―


紫「ッ!!」

ブワンッ


「え…?」

退いた・・・?けど何故…! これは…蝶…?―見たこと無い種類だ…


ブワンッ

紫「ふぅ…危ないわねぇ 当たったらどうしてくれんのよ」


「あら、紫なら この程度普通に避けれるでしょ~」

俺の前に立ち紫さんと対峙している人が見えた

紫「万が一があるでしょ…まぁ、それはいいわ それより…どういうつもりかしら?幽々子」


「ゆ…ゆゆこさん・・・!?」

な…何故此処にゆゆこさんが…いやそれよりも、ゆゆこさんのお陰で助かった…


幽「はぁ~い キィー君~ ちょっと待っててね~ ―さてと、紫  どういうつもりはこっちよ~ 今キィー君を本気で攻撃しようとしたわよね~?」


紫「…邪魔をしないで欲しいわ これはキィー君と私の問題よ」


幽「いやよ~ キィー君を苛めるなんて私が許さないわ キィー君」

扇子で口元を隠し私の方を見る


「は、はい」


幽「紫は私に任せて キィー君は先に行くといいわ~」


「え…ですが―」


紫「なッ! 幽々子!!何を勝手な事を!」


幽「いいからいいから~ 紫相手じゃ 本気で戦えなかったでしょ~」

紫さんの言葉を無視して話を続けるゆゆこさん


「し…しかし」


幽「絶対に助けてきなさい 貴方の大事なお友達を」


「ッ!」

ゆゆこさん…知っているのか…


幽「分かったかしら~」


「は…はい! ゆゆこさん…ありがとうございますッ!!」

俺はそのままケイゴ達の向かった先へと走った


紫「あ― キィー君!!待ちなさ―」

バサッ!


幽「はーい ストップ~」

扇子を紫の顔の前に突き出し止める


紫「…幽々子、分かってるでしょ?今がどんな状況なのか」


幽「分からないわ~」


紫「幻想郷が危険になるのよ、幽々子にだって分かるでしょ!」


幽「私にはそんな難しい事分からないわよ~ 分かる事は友人が間違いを犯そうとしてる事くらいかしらねぇ~」


紫「…分かってるわよ、そんな事…」


幽「分かってて…やるのかしら?」


紫「そうよ、私は幻想郷に住む最強の妖怪であり 幻想郷を護る賢者だからこそ…私情を挟まずに 最善を尽くすだけよ…」


幽「…何が最善よ、他に方法なんて沢山思いつくでしょうに」


紫「考えてる暇なんて無いわ 早急に対処しないといけないわ だから―」


幽「…何も分かってないのは紫の方だったみたいね…いいわ 紫、久しぶりに踊りましょう~」


紫「…怪我してもしらないわよ?」


幽「もう亡霊だから関係ないわ~ 行くわよ 紫―」

何も分かってないわ 紫…貴方は何で他の皆に相談しないの どうして私に何も相談してくれないのよ…友達をもっと頼りなさいよ…馬鹿ッ―!



「ハァッ…!ハァッ!!…」

結構走ってるのにまだ二人に追いつけない…一体何処n―


ドンッ!!

「ッ! い、今の音は…!?」

ケ「…ク、クククッ――― アハハハハハハハハッ!!!!!!」


レ「ケ…イ、ゴッ…!――」


「ッ!? ケイゴにレミリアお嬢様の声!!」

行かなくてはッ!!――


「…!見つけ―た…!?」

なッ!?――


ケ「ケケッ…アハハハハハハッ!!!!!」 


レ「ケ…ケイゴッ!」

なんて事…私の吸血鬼の血のせいで…ケイゴが暴走してしまうなんて…と、止めないと!!


ケ「…?」


レ「気をしっかり…もちなさいッ…!力に飲みこまれてはダメッ!」


ケ「…アー」

私の方を見て笑うケイゴ


レ「良かった正気を取り戻してくれたのね…ッ」


ケ「…」

スタッ―スタッ―スタッ


ゆっくりとこちらに歩いて来るケイゴ


レ「さぁ…ケイゴ 帰りましょ―」


ケ「ク…クケケケケッ!!!」

グワッ!


レ「ッ!?」

人一人分の距離まで近づいた瞬間 ケイゴは豹変し、私に襲い掛かってきた


レ「くっ!(ズキッ)―ッ!?」

だ…ダメだ!避け切れないッ…――ケイゴッ


バキッ――!!


レ「…え?」


「くッ…うおぉぉぉ!」

何て…パワーだよッ…!! 抑えるのが精一杯だッ


ケ「グッ!? グアァァァ…!」


レ「オ…オオガキッ…!?」


「あはは…レミリアお嬢様 奇遇です…ねぇッ!!」


ケ「グオッ!!?」

あいている方の腕でケイゴの服を掴み木の方に投げ飛ばした


「ふぅ…やれやれ、生身だとこれが精一杯ですねぇ…」

恐ろしいなぁ…吸血鬼って…


レ「何をのん気な事を…って何でオオガキが此処に居るのよ」


「えっと…それはー…」


レ「…どうせ紫が貴方の力を貸してとか言って 教えたのね」


「うっ…」

鋭い…後夢で知ったんですけどね…


ケ「ウゥ… アァァァァァッ!」


「…話してる暇はこれ以上ありませんね レミリアお嬢様安全な場所に避難してください」


レ「何言ってんのよ…! 暴走したケイゴを止めないとッ…!」


「ケイゴは俺が止めます、レミリアお嬢様は傷を治すことに専念して下さい」


レ「この程度何ともな―」


「それに…ケイゴと戦う事が出来ますか…?」


レ「えッ!?」


「無理ですよね」


レ「ッ…! 戦えるわ…よ 戦える…」


「無理はしないで下さい 」

レ「くっ…!」


「ケイゴは…必ず助けます! ですからレミリアお嬢様…お下がり下さい」


レ「…分かったわ、貴方に任せるわ 無理はしないようにね」

そういってレミリアお嬢様は山の上の方に飛んでいった

「さて…この程度の攻撃でやられるたまではないよな」


ケ「ウォァァァァァッ!」


「…自分の意思と関係なく、レミリアお嬢様を傷つけてしまって悲しいよな…辛いよな 俺も同じ事が在ったから分かるぜ」


ケ「グゥォォォォっ!」


「今度は俺が止めてやる番だ…手加減をしてやる余裕なんてないからな大怪我してもしらないぞ…」

ケ「アァァァァァァァァッッッ!!!!」

ビュッ――!!

「覚悟しろよ…ケイゴ!!!



ドゴォッ!!



ケ「グゥゥォォォッ!?」


ガァァァァァッ! 絶対…助けてやるぜ!

ヒュンッ―


ケ「クケケッケケケェッ!!!」

ヒュッ―


ズバンッ!!!


?「ふふふっ、始まった、始まった まさか吸血鬼の血を活性化させる薬をエルクゥの爪に仕込んでいたなんて誰にも分かりませんね」


?「ふむ、しかしよく分かったな レミリア・スカーレットがケイゴ・ブランジェに血を与えると」


?「あら、簡単な事ですよ? 私が仕向けたんですから 暴走したケイゴは幻想郷を破壊してくれる」


ル「ふふふッ…私のケイゴが…こんなに…こんなに強くなってぇぇぇぇッ!」


?「…ルシフェンよ、まだ傷は完全に癒えて居ないだろう 安静にしていろ…」


ル「していられませんよぉッ! こんなに嬉しい事が起きているんですから!!!」


?「…それはそうと、貴方のお気に入りのオオガキ君が止めようとしてるけど無駄な足掻きね 私の薬で強化したケイゴには勝てないわ やられても怨まないで下さいね?」


?「…そうなればいいがな」


ケ「アァァァァァッ!!!」

ヒュンッ!


長く伸びた爪と羽を活かし凄まじいスピードで俺の体を切り裂こうとするケイゴ


っ!!とぉ

その攻撃を間合いを詰めながら紙一重でかわしていく


ケ「クアァァッ!」

攻撃をかわし続けていたせいか ケイゴの羽がどんどん紅くなっていった


ッ!?まずいッ!!!

すぐさま変化に気づき 横に避けた その直後―


ズバンッ!!


凄まじい風圧と共にケイゴが通り過ぎた


ケ「ッチィィィィッ!!!」


危ない危ない…あんなのまともに食らったら 流石にやばいよなぁ…しっかし…至近距離でも出来る何てなぁ…

至近距離で流石にスカーレットスパイラルは卑怯だろ…


ケ「アァァッ!!」

避けられた事に怒りを覚えたのかなりふり構わず突っ込んでくるケイゴ


…そろそろ仕掛けないとなぁ!!

突っ込んでくるケイゴに対し俺も真っ向から突っ込んだ


ケ「ラァァッ!!!」

手の届く距離に近づいた瞬間飛び上がり蹴りを繰り出すケイゴ


甘いんだよッ!!

ズバッ!!

姿勢を低くし蹴りを避け背中に回り肘の刃で切り裂いた


ケ「ゲェッ!?」

突然背中を切られ 離れ間合いを取ろうとするケイゴ


そんな簡単に逃がさないよケイゴ―ブラッディクロス!

逃がす隙を与えず ブラッディクロスをケイゴに叩き込んだ


ケ「グオェェェェッ!―!!」

諸にブラッディクロスを食らい退くケイゴ


どうだッ!――ッぐぅッ!?

気が抜けた一瞬目の前からケイゴが消え 風が通り過ぎた その直後ケイゴが後ろに現れ俺の全身が かまいたちの様に切り裂かれた


ケ「ケケケケケケッェ!」


ッ…何て奴だ…諸にブラッディクロスを食らったのに そのまま攻撃を返してくるなんて…

しかも…何だ今の技は…見たことないぜッ…!

ケ「ケケケッ!! ウオォォァァァッ!!」

ダメージを気にせず 再び爪で攻撃してくるケイゴ


んなろぅッ!!!

俺も応戦し 爪で応戦した


ガギッ! ガッ!! ガギィィィッ!!!

凄まじいスピードで爪がぶつかり合い 聞くに堪えない音が響く


ケ「アァァァァッ!!!」


うッ!?

突然ケイゴが咆哮をし俺は怯んでしまった


「ケケケケッ!!」

グサッ!!


うぐぉッ…!?ごフッ…!

ゆ…油断した…ぐっ!


一瞬の隙を突かれ 深く突き刺された


「ケケケッ! ッ! グホッ…!」

笑っていたケイゴだったが突然膝を付いた


やっぱり…ケイゴもダメージを蓄積しているみたいだな

はは…しかし、参ったな 俺もダメージでけぇや…すぐに立てないわ…


ケ「グッ…グオォォォォォォォォッ!!」

バッ!――


なッ!?

膝を付いていた筈のケイゴは再び咆哮を上げ俺に突っ込んできた 回復し切っていない俺はもちろん 避けることは出来なかった


ズバッ! ザシュッ! グサッ! ザザザザザザッッッ!

ケ「クケケケケケッ!!!!」


「うぐッ!…ごフッ!!?…ごほッ…!!」

成す術無くただ切り刻まれていくしかない―



ブワンッ


紫「ふぅ…まったく、幽々子のせいで無駄な時間を使ってしまったわ…」


幽「何よぉ~ キィー君を苛めてたんだから ちょっと頭に血が上っただけじゃな~い」


紫「私が攻撃するより キィー君を一人で行かせた方が キィー君が危ないのよ!まったく…」


幽「もう分かったわよ~それよりキィー君は何処に―…ゆ、紫!」


紫「何よ、幽々…子…!?」


ケ「ケケェッ!!」

ヒュンッ―!!


ッ…うぅッ…!

ダメだ…避けきれな…い


紫「キ…キィー君ッ!!!」


ズバッッッ!!―――