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 大阪の運送会社に勤めていたトラック運転手の男性(当時52歳)が、運転中に心筋梗塞(こうそく)を発症して死亡したのは長時間労働が原因だとして、遺族が勤務先に約5400万円の損害賠償を求めた訴訟は、大阪地裁(龍野ゆき裁判長)で和解が成立した。会社側が母親に謝罪し、解決金を支払う内容。和解は11日付け。

 

 訴状などによると、男性は大阪府交野市の運送会社「田平陸送」で勤務。2019年8月、広島県内の国道でトラックを運転中に心筋梗塞を発症し、亡くなった。死亡前6カ月間の時間外労働は月平均159時間。過労死ライン(月平均80時間)を大幅に上回っており、労災認定された。

 

「毎日新聞」2024年4月18日付け朝刊  引用