ほど遠い被災地の復興、目指そう脱原発!

 

 3月に入って天候不順が続いて集会開催が心配されましたが、3月9日土曜「さよなら原発2024」山梨集会が山梨県平和センターはじめ労働組合、市民団体から約200名が参加し開催されました。

 今回はキッチンカーのお店の方々も協力しての開催となり、集会参加者は、晴天ではあっても冷たい北風の吹く中、脱原発を訴えました。

 

 集会はまず元旦早々に起きた能登半島地震に触れ、新年早々の能登半島地震が13年前の3.11東日本大震災の記憶をよみがえらせ、地震発生後の二次被害である津波と原発事故を心配したなかでの集会でした。

 

 各団体代表からは、能登半島地震に触れ、もし志賀原発が稼働中だったら、また珠洲原発が市民団体の反対運動で建設が阻止されず建設が進んでいたら間違いなく「第二のフクシマ」の惨劇が繰り返されていた、と強く訴える多くの発言がありました。

 

 福島の原発事故から13年が過ぎ、国は福島第一原発のアルプス処理水を「汚染水」とは言わずに誤魔化して地元漁業者との対話を無視し海洋放出を強行しました。

 大災害から何も学ぼうとせず原発事故の起きた福島を中心とした被災地の復興はまだまだ進んでいない現状の中での汚染水海洋放出に対する漁業者の怒りは計り知れません。

 

 また、地震大国日本では、今回の能登半島地震で改めて活断層がない、原発を安全に稼働運転ができる場所など何処にもないことが証明されました。

 

 集会参加者全員が脱原発の決意を再度確認し、集会後には「さよなら原発即時廃炉」「国と東電の事故隠し」「再生可能エネルギーの転換」等々を、甲府市民に呼びかけながらデモ行進を行い集会を終えました。

 山梨ユニオンも山梨県平和センターの仲間と共に集会に参加しました。