45歳までに結婚しない者は、市を出ていくか、軍隊に入るかの2つの道しかない。
誕生日が目前に迫ったとき、ある男性が現れた。
その人と結婚すれば、今の生活が続けられる……!
映画「鈴木さん」を観ました。
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≪あらすじ≫
舞台はとある国で、現人神「カミサマ」が国家元首の清く美しく輝ける国である。
しかし、カミサマはもう20年も人々の前には現れていない。
少子化が問題となるある街では、45歳以上の未婚者は市民権を失い、市を出ていくか軍隊に入るかのどちらかを選択させられる。
介護施設を営むよしこ(いとうあさこ)は、45歳の誕生日を目前に控えていた。
市民権を失ったら、施設の入居者たちを見捨てることになってしまう。
そんなとき、身元不明の男性が介護施設に迷い込んできて……。
タイムリミットを理由に結婚できるか?
「45歳で未婚の人は市民権をはく奪される」というところに興味を持って映画を観始めたものの、45歳であることに根拠はないように思えました。
現実味のない設定なので、アラフォーの人がこの映画を観ても、「やばい! 早く結婚しなきゃ!」とは思わないかも?
でも、たとえ映画に影響を受けなくても、「一刻も早く結婚したい」というのが婚活男女の本音ですよね。
その一方で、「妥協してまで結婚したくない」という気持ちと、「せっかく(結婚相談所で)仮交際が成立したのだから、この人しかいないんじゃないか」と頑張って好きになろうとする気持ちで揺れている人は多いと思います。
わたし自身もそうでした。
「鈴木さん」の主人公・よしこ(いとうあさこ)も、「この人と結婚すれば、自分が望む生活ができる」という状況でした。
見どころは、人を好きになる瞬間
ほかに行く場所がないであろう、おそらくどこかからの侵入者である鈴木さん(佃典彦)と、よしこは形式的に結婚しようと考えます。
ですが、そもそもこんな条例に従うのは間違っているのではないかと、婚活イベントに乗り込んで抗議したりもします。
この映画の見どころは、人が人を好きになる瞬間です。
婚活をしていると、恋愛と結婚を切り離して考えようとしてしまいます。
婚活で、自然に好きになれる人を見つけるのが難しいからです。
好きな人に振り回されて悩むことはなく、好きになれなくて悩むのが婚活だな。
わたしは婚活中、そんなふうに思っていました。
鈴木さんは口数が少なく、よしこの好意も分かりやすく表現しているわけではありません。
でも、よしこが鈴木さんを好きになった瞬間はハッキリと分かり、応援したくなりました。
そんなふたりの行動をよく観察すると、なんというか、かわいらしくて、人を好きになるっていいなと感じます。
よしこが鈴木さんを誘って夜に出かける場面では、婚活イベントに乗り込んだときや普段の仕事のときとは違い、スカートを履いていたのがかわいかったです。
ふたりは幸せな結婚ができる?
物語の終盤、鈴木さんをかばったよしこが警察に捕まってしまいます。
その後は怒涛の展開で
えっ!?
いやいや……。
あれ!?
という感じです。
最後まで観て、正直、「……うーん。えー……」という感じだったのですが、よくよくストーリーを思い出してみると、「あ、そういうことだったのか」と分かり、また違う複雑な気持ちになりました。
婚活のヒントになるかと言われたら分からないですが……
ハッピーな恋愛映画の気分じゃないけど、なにかしら心が動く体験がしたい、というときにおすすめです。
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婚活10年の経験から婚活カウンセラー、マインドフルネスインストラクターとして活動しています。
趣味は読書で、「婚活カウンセラーが選ぶ、結婚がわかる100冊」をテーマに本の紹介もしています。
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