さかい利晶の杜

６日、堺市にある『さかい利晶の杜』に伺いました。

さかい利晶の杜は、堺の偉大な先人、千利休と与謝野晶子の生涯や人物像を通じて、堺の歴史・文化の魅力を発信する文化観光施設です。堺市立歴史文化にぎわいプラザ条例が定められており、指定管理者制で運営されています。

1階の常設展として”千利休茶の湯館”があります。堺の商家に生まれ、茶の湯(わび茶)の大成者として知られる利休の紹介と、「日本のベニス」と称された中近世の商業都市堺の繁栄と魅力を紹介されています。世界を相手に貿易を行った今井宗久ら堺の名立たる豪商、信長や秀吉らとの交流等が紹介されています。

また、茶室(床部分)を想定したものが再現されています。

2階の常設展として”与謝野晶子記念館”があります。堺の和菓子商「駿河屋」の三女として生まれ、「みだれ髪」をはじめとする多くの詩歌集を表しました。女性の官能や恋愛感情を率直に表現した作品を多く出しています。

一方で、「君死にたまふことなかれ」は、日露戦争で中国・旅順に出征していた弟のために、詠まれています。

そのほか同志であり夫婦であった、夫与謝野寛(鉄幹)と歩んだ生涯と業績等を紹介されています。

時間が無くて、駆け足で見て廻りました。じっくり鑑賞できなかったのが残念ですが、ひと時、楽しかったです。ありがとうございます。