三多摩日朝友好のつどい | 立川市議会議員/公明党 高口やすひこブログ

三多摩日朝友好のつどい

13日、西東京朝鮮第二幼初中級学校で、『三多摩日朝友好のつどい 2024 講演会』が開催されました。

 

招待を頂き、町田市内にある本学校には、初めてお伺いしました。

 

朝鮮半島情勢と日朝友好運動の課題 -「新冷戦」論の出現と朝鮮の政策変化-”と題して、朝鮮大学校朝鮮問題研究センター副センター長の李柄輝(リ・ビョンフィ)氏より、講演されました。

 

朝鮮民主主義人民共和国の最高指導者、金 正恩 朝鮮労働党委員長は、経済改革、朝鮮半島の平和と繁栄、統一等を進めようとしました。2018年4月27日、北朝鮮の最高指導者として、史上初めて板門店の軍事境界線を超えて韓国を訪問し、文在寅韓国大統領と11年ぶりの南北首脳会談に及び、両国首脳の合意文書「板門店宣言」を出しています。

 

その中には、”南と北は、完全な非核化を通して核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した。”とあります。

 

同年6月12日、シンガポールで、トランプ大統領と史上初の米朝首脳会談に臨み、共同声明に署名しました。

 

現実的なことは、北朝鮮が求めたのは経済制裁の解除であり、米国等が求めたのは核武装の放棄だったものと思います。

 

結果的にはこれが実現されず、2019年2月28日、トランプ大統領との2回目の米朝首脳会談は、合意も取り決めもないまま、決裂しました。

 

時が移り、近年は、北朝鮮等への対応をめぐる日米韓3か国の安全保障協力が強化され、アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設をするものとして、北東アジアに新冷戦の構図が生まれたとし、警戒を強めているものです。主目的は、中国にあることとは思いますが。

 

現在、北朝鮮と韓国の間は、大変厳しい状態にあると思います。本年3月に、金正恩総書記の妹、金与正氏が、日朝首脳会談の早期開催等についての談話を発表しています。実現はしていませんが、今後を注視したいと思います。