第5次基本構想審査特別委員会 | 立川市議会議員/公明党 高口やすひこブログ

第5次基本構想審査特別委員会

21日、『第5次基本構想審査特別委員会』が開催されました。

 

企画政策課から、”第5次基本構想素案概略について”、報告がありました。前回委員会で指摘された”第5次長期総合計画基本構想骨子案”と、立川市長期総合計画審議会で審議されてきた内容を踏まえ、素案概略が示されたものです。

 

未来ビジョン、市民が親しむ立川市のキャッチコピー的なものの意味合いが強いものと思います。まだ、これが示されません。現在は、「にぎわいとやすらぎの交流都市 立川」(将来像)です。

 

未来ビジョンの根底にあるものとして、4つの基本理念はまとまってきました。

やさしさにあふれる(多様性・包摂性)
 多様性を認め合い、誰一人取り残さず、お互いに支え合うことによって、誰もが安心して幸せを実感してくらすことができるまちにつながります。

 

共に創り出す(連携・協働)
 人や企業が主体的に連携し、イノベーションを生み出すことにより立川らしいまちの発展につなげるとともに、地域においてもお互いが結びつくことにより安心してくらし続けられるやさしい社会につながります。

 

時代に挑む(主体性・独自性)
 主体的にチャレンジできる土壌と雰囲気を醸成することにより、他とは異なる独自性を生み出し、時代をリードするまちにつながります。

 

次代に引き継ぐ(発展・継承)
 今ある立川市の資源を未来、次の世代へ責任を持って、発展的に継承していくことを意識した行動と選択を継続することにより、持続可能な社会につながります。

 

未来ビジョンの実現に向けて、下記3つのまちづくりコンセプトが設定され、各政策が進められます。

 

コンセプト1 [市民サービス(くらし/福祉/まちの基盤)]
くらしに安全とやすらぎを。誰もがやさしさと成長を実感できるまちづくり

 

 充実した都市機能と豊かな自然環境が調和する快適なくらしを次世代に引き継ぐため、都市インフラの計画的な整備、環境と人にやさしいまちづくりを進めます。新たな感染症や大規模災害等への十分な対応力を備えるとともに、学校教育や福祉の充実に取り組み、未来に羽ばたく子どもたちを育成します。また、誰もが自分らしく、いきいきと安心して、やすらぎと自らの成長を実感し続けることができるまちを目指します。

 

コンセプト2 [まちの魅力(まちの価値)]
人もまちも挑戦し続ける。集いとつながりにより新しい価値を創造する魅力あふれるまちづくり

 

立川のまちは魅力にあふれ、交通結節点という立地条件も相まって多くの人や企業が立川に集まっています。立川に住む人だけでなく、立川に訪れる誰もが人や企業に出会い、つながり、様々なことに挑戦することで新たな価値を生み出します。また、恵まれた立地条件を十分に生かして多摩地域発展の一翼を積極的に担い、発展し続けるまちを目指します。

 

コンセプト3 [自治体運営]
連携と改革により時代を切り拓く。市民に寄り添い、市民とともに未来へつむぐまちづくり

 

持続可能な自治体運営の実現のため、今後10 年間のみならず、さらにその先を見据えた自治体運営が重要です。社会潮流の変化に対応した政策を機動的に実行するため、自治体連携・ 官民連携、市民参加を積極的に進めるほか、行財政改革を行いながら市民と共にまちづくりを進め、次世代に発展的に継承します。

 

大分、形になってきたものと思います。

 

同じく企画政策課から、”第5次長期総合計画前期基本計画骨子案について”、報告がありました。59の施策分野(案)が示されました。

 

図書館サービスの充実についての施策が、これまで教育的な政策から文化・スポーツ的な政策に移行されました。考えがあるものと思います。