環境建設委員会 | 立川市議会議員/公明党 高口やすひこブログ

環境建設委員会

18日、環境建設委員会が開催されました。所管部課から計9件の報告がありました。

 

都市計画課から”GLP昭島プロジェクトの対応について”、報告がありました。本年初頭に公表された”「GLP昭島プロジェクト」に係る環境影響評価書案”について、3月14日付けで、小池百合子東京都知事あて、酒井市長名で意見書が出されています。

 

その内容については、総論として下記の通りになります。
 〇工事中の交通対策について
 〇供用後の交通対策について

 

また、5月29日付けで、昭島特定目的会社 取締役及び日本GLP株式会社 代表取締役社長 あて、酒井市長名で”「GLP昭島プロジェクト」について(要請)」書が出されています。

 

その内容については、概ね下記の通りになります。
 〇交通計画について
 〇交通安全について
 〇生活環境について
 〇地域住民への対応と対話の場の確保について
 〇景観について

 

巨大プロジェクトです。今後について、引続き注視していきたいと思います。また行政としてのできる限りのご尽力に感謝申し上げます。事業者からの回答を待ちたいと思います。

 

地域公共交通担当課から”立川市地域公共交通計画の検討状況について”、報告がありました。地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づき、立川市地域公共交通活性化協議会条例が可決、本年7月4日に施行されます。協議会設置に向けた取組み、及び7月下旬に第1回地域公共交通活性化協議会が予定されていることが説明されました。

 

令和6年度は実態調査・分析、令和7年度は立川市地域公共交通計画案検討・作成、令和8年度以降実施予定です。

 

国土交通省は、”地域公共交通計画は、「自分たちの地域ではこのような考え方で地域旅客運送サービスの持続的な提供を行います」という宣言文です。” と意義付けされています。大事なことと思います、今後を見守りたいと思います。

 

工事課から”立鉄中付第2号線整備について”、報告がありました。これまでの工事発注の経緯が示されました。前回の環境建設委員会で、令和5年度(分離発注)3回目が入札中であることが報告されていたものです。残念ながら不調になりました。

 

高速道路のように大きな工事であれば、大手企業も手を挙げてくれるものと思いますが、本場所は費用対効果等、短すぎるのでしょうか。いつまでも工事ができません、市も最大限ご尽力されていることと思いますが、予算等について、大胆な条件提示が必要と思います。。。

 

公園緑地課から”立川公園根川緑道せせらぎ水について”、報告がありました。柴崎市民体育館の脇を流れているせせらぎ水です。井戸水を利用し、循環させる仕組みを構築、本年1月より運転開始されています。

 

循環させるにあたり、汚れを”ろ過”しているのですが、その部分において不具合が生じ、”ろ過”を通さない形で運転されました。その結果、循環水の一部が予期しない形で下水道に排水されたとのことです。現状は、下水道に排水しないよう手当されています。

 

現在は、施設の安定稼働のために工事の受注者、施設の設計をしたコンサルタントと発生原因の究明、改善対応と責任の所在について協議をしているとのことです。

 

環境対策課から”立川市第3次環境基本計画について”、報告がありました。現行計画の評価と立川市第3次環境基本計画等で検討すべき課題が示されました。

 

立川市第2次環境基本計画で掲げる4つの基本方針及び2つの基盤的取組に関する基本方針に対し、計画にある「指標」をもとに事業の進捗や目標の達成度についての定量的な評価、また社会的動向やアンケート調査結果を基にした「満足度」、「向上度」などの定性的な評価を加えて、総合評価とされています。

 

また、検討すべき課題として、下記のようにまとめられています。
1)気候変動に関する課題
 〇エネルギー消費量削減の取組の一層の拡充
 〇再生可能エネルギーの導入の加速
 〇脱炭素型まちづくりの推進
 〇気候変動に対する適応策の推進

2)循環型社会に関する課題
 〇ごみの減量化・資源化の取組の継続的な推進
 〇食品ロスの削減
 〇プラスチックごみの削減
 〇循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行

3)自然・みどり・生物多様性に関する課題
 〇生物多様性の保全と理解の促進
 〇まとまったみどりの保全とまちなかのみどりの創出
 〇水辺の保全と健全な水循環の確保

4)安全・安心に関する課題
 〇公害対策の継続的な実施等による市民の安全・安心の確保
 〇喫煙等のマナー向上、まちの美化の推進
 〇持続可能でレジリエントなまちづくり

5)環境教育・学習、情報発信に関する課題
 〇多様な世代に向けた環境教育・環境学習の推進
 〇事業者との協働体制の強化
 〇環境関連情報の受発信の改善

 

立川市地域脱炭素ロードマップ(案)、立川市の二酸化炭素排出量の状況・目標値が示されました。2030年度に2013年度比約60%の削減を目標とし、2050年度にカーボンニュートラルの実現を目指すものです。

 

立川市は、2013年度の二酸化炭素排出量が790,000tとされます。60%削減ということは、2030年度に約314,000tにするということです。2021年度現在、642,000tですので、あと6年での達成で大変な目標値になります。

 

それでも、未来を生きていく方々に、出来るだけ良い環境の地球をたくすために、今を生きる私たちは尽力しなければならないと思います。

 

クリーンセンターから”クリーンセンター緩衝帯等整備について”、報告がありました。スケジュールが示されました。8月には工事が終了する予定です。素敵な緩衝帯になることを楽しみにしています。

 

同じくクリーンセンターから”旧清掃工場解体事業について”、報告がありました。土壌汚染調査結果が示されました。鉛及びその化合物の含有量で、基準超過した箇所が3区画、ふっ素及びその化合物の含有量で、基準超過した箇所が2区画あるとのことです。なお、地下水から特定有害物質の超過基準は認められないため、近隣への影響はないとのことです。

 

本5区画については、東京都多摩環境事務所へ報告を行い、汚染の除去等の措置が不要な「形質変更時要届出区域」に指定されました。今後、掘削等土地の形質変更時までは、リスク管理を継続するものとしています。