開館40周年記念 源氏物語 | 立川市議会議員/公明党 高口やすひこブログ

開館40周年記念 源氏物語

20日、東京富士美術館で開催中の『開館40周年記念 源氏物語 THE TALE OF GENJI ―「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで―』を観賞しました。

 

日本文学史において、女流文学の筆頭が、清少納言と紫式部です。現在放映されているNHK大河ドラマ「光る君へ」でも注目を集めているものと思います。

 

その紫式部によって執筆された『源氏物語』は、平安時代中期に成立して以来読み継がれ、現在でも広く愛読されています。貴族社会における栄華や恋愛模様を叙情豊かに表した本物語は、成立して間もなく、その絵画化が始まったとされ、文学、絵画、工芸、芸能、香道など幅広い分野に影響を及ぼし、「源氏文化」と総称し得る文化現象を生み出しています。

 

展覧会は4部構成になっており、第2部の”あらすじでたどる『源氏物語』の絵画”では、全五十四帖のストーリに沿って、画帖、絵巻等の作品を中心として紹介されています。私は多様な登場人物の関係性が、はっきりと理解していないので、1帖毎の紹介を丁寧に読ませて頂きながら、作品を鑑賞しました。

 

本展覧会も、圧倒されました。言葉で表現できないのですが、素晴らしかったです。

 

平安時代は、8世紀末頃から12世紀末の約400年と言われています。平安末期を除き、この間、大きな戦争がなく、数多くの文学作品が残されています。摂関政治を行った藤原一族のこと等、平安時代をもっと理解してみたくなりました、ありがとうございます。