多摩郷土誌フェア関連講演会 多摩東京移管130年のあゆみ | 立川市議会議員/公明党 高口やすひこブログ

多摩郷土誌フェア関連講演会 多摩東京移管130年のあゆみ

20日、立川市女性総合センター・アイムで、『多摩郷土誌フェア関連講演会 多摩東京移管130年のあゆみ』が開催されました。

 

講師は、たましん地域文化財団の保坂一房氏です。

 

幕末の多摩郡には、400近くの宿と村々があり(旧高旧領取調帳)、幕府直轄領、旗本領、寺社領、大名飛地などに分散されていました。1つの村を複数の領主が別々に支配する相給の村も多数ありました。

 

その後、多摩郡は数度、目まぐるしく移管先が変更します。

1868(明治初)年:品川県、韮山県、神奈川県、旧大名領の飛び地に、東京府が設置

1871(明治4)年11月14日:廃藩置県が実行、東京府と入間県に

1871(明治4)年11月23日:神奈川県に

※横浜の外国人居住区の外国人遊歩地が多摩郡にかかるため

1872(明治5)年:多摩郡東部32か村(現中野区と杉並区)が東京府に

1878(明治11)年:郡区町村編成法により、東京府東多摩郡、神奈川県北多摩郡、南多摩郡、西多摩郡に

1889(明治22)年:町村制施行(明治の大合併)、6町85村に、東京市が15区を区域とし発足

1893(明治26)年:北多摩、南多摩、西多摩3郡が東京府に

主として、東京市飲用供給のためですが、この当時、自由民権運動が盛んだったこと等の政治的影響が背景にあり、3多摩郡内で東京府移管への賛成・反対運動が展開されています。因みに立川村は、移管反対でした。

 

1943(昭和18)年:東京都政が施行、東京府と東京市が廃止

東京都には、八王子市(大正6年)と立川市(昭和15年)のみ

1947(昭和22)年:東京35区から23区の特別区に

2001(平成13)年:西東京市の誕生、現在の26市3町1村へ

 

前半部しか、お話しを聞けなかったのですが、とても興味深く、勉強になりました。ありがとうございます。

 

公益財団法人東京市町村自治調査会:「多摩東京移管130周年記念 多摩市町村のあゆみ」を発行しました!