養育家庭体験発表会 & 映画 「育ててくれて、ありがとう。」 上映会 | 立川市議会議員/公明党 高口やすひこブログ

養育家庭体験発表会 & 映画 「育ててくれて、ありがとう。」 上映会

13日、立川市女性総合センター・アイムで、立川児童相談所、立川市等主催『養育家庭体験発表会 & 映画 「育ててくれて、ありがとう。」 上映会』が開催されました。

 

はじめに立川児童相談所長より挨拶があった後、映画「育ててくれて、ありがとう。」が上映されました。2022(令和4)年製作、佐野翔音氏の監督・脚本・プロデュースです。

 

ある里親、里子、実親の心情を描かれた作品です。里親制度等も丁寧に説明されていると思います。真実告知の場面は、心が苦しくなります。よくまとまった良い映画と思います。

 

映画の後、立川児童相談所 フォスタリング機関 愛恵会乳児院 里親リクルーターの高栁茉莉氏より、里親制度の紹介がされ、その後、実際に里親になられた方から、体験談がなされました。

 

現在、親の病気など何らかの事情があり、家庭で暮らせない子どもたちが全国で約45,000人、東京都で約4,000人います。社会的養護を必要とする子どもたちです。

 

東京都の里親制度は、大きく4つに分かれます。

養育家庭(里親):養子縁組を目的とせず、一定期間、子どもを預かり育てる里親

養子縁組里親:養子縁組によって養親となることを希望する家庭

専門養育家庭:専門的ケアを必要とする子どもを一定期間預かり育てる里親

親族里親:両親の死亡、行方不明、長期入院などにより、祖父母等の親族がなる里親

 

映画でも、説明でも、体験談でも、心に痛みを覚えます。たとえ赤ちゃんであっても、実親と一緒に暮らせなくなることは、影響を与えるそうです。まして、”物心”がつく時期以降の子ども達の影響は、如何ばかりでしょうか。里親になられる方々の心情も。

 

そして里親以外にも、施設で生活する子どもたちがいます。

 

私が軽々に言えることはできないのですが、どのような環境であっても、子どもたちが安心して、安全で、幸せに育っていける社会を創っていきたいと思います。

 

フォスタリング機関とは、
里親のリクルートおよびアセスメントから 登録前・登録後・委託後における里親に対する研修、子どもと里親家庭のマッチング、里親養育への支援など、一貫した支援を行う機関です。(立川児童相談所 フォスタリング機関 愛恵会乳児院HPより)

 

東京都福祉局:東京都の里親制度について