夢たちフォーラム★2016 | 立川市議会議員/公明党 高口やすひこブログ

夢たちフォーラム★2016

31日、女性総合センター・アイムで、夢たち応援団主催の『夢たちフォーラム★2016 夢あふれるまちたちかわを目指して~子育て支援この10年次の10年~』が開催されました。


「子ども委員会」、「たちママ探検隊」からの活動報告の後、白梅学園大学学長の汐見稔幸氏から講演がなされました。氏は、10年前に「夢育て・たちかわ子ども21プラン」を策定した時の市民委員会委員長を務められました。


現在の日本の少子高齢社会に至るまでの経緯と背景について、とても解りやすく話されました。平成2年の合計特殊出生率1.57ショックを契機に、日本は近未来の少子化対策に乗り出し、平成6年のエンゼルプラン、11年の新エンゼルプラン、16年の子ども・子育て応援プランと打ち出しています。結果から言えば、少子化が止まっていないので、効果が薄かったと思います。


汐見氏の話しの中で興味深かったことは、”子育ては、誰も練習ができずに、いきなり本番をむかえているようなもの”、”子育ては、命を繋いでいくもの バトンそのものを作りながら、次世代へバトンリレーをしているもの” とのことです。


子育ては、人類の生存をかけた、何時の時代も最も厳しく、最も崇高なものだと、改めて思いました。


おもえば、子ども達に”外で遊んでおいで”と、安心して言えなくなってから、どのくらい経つのでしょうか。日本の歴史上、子育てに於いて、初めてのことです。本当は、子どもどうしで外で遊ぶ中で、知恵がつき、体が丈夫になり、ルールを学ぶという、極めて貴重な経験だと思うのですが。


汐見氏が言われました。”だからと言って、昔の子育て環境に帰ることはもう出来ません。新しい子育て環境を創り出していくしかありません”と。


私も精一杯、頑張っていきたいと思います。

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