第六中学校 研究発表会
25日、立川第六中学校で、”自他を尊重する人権感覚を育む教育活動~自尊感情や自己肯定感、思いやりの心を育てるための教育活動の工夫~”との研究主題で、これまでに取り組まれてきた成果の研究発表会が行われました。
自他を尊重する人権感覚を高めるためには、最初に、自分を尊重する、自分を大切にするという自尊感情を高めることが大切です。自己の存在価値を認識し、自分のもてる能力を最大限発揮しようと努め、自己実現できる生徒像を目指されました。
全学年・全クラスの公開授業を見させて頂きましたが、グループ学習を多く取り入れられているのが印象的でした。
公開授業の後、『ちがうみんな ちがう夢 おんなじ大きな未来』と題して、狛江市立狛江第一中学校長の樋口豊隆氏より、講演がなされました。樋口氏は、以前、立川市教育部の指導課長を務められており、私もお世話になりました。
子どもの自尊感情は、A:自己評価・自己受容 B:関係の中での自己 C:自己主張・自己決定があると言われます。日本の子ども達は、世界の子ども達との比較の中で、自尊心が低いと言われますが、関係の中での自己、自己主張・自己決定は決して低くないそうです。
若干低いのは、自己評価・自己受容だそうです。自己評価・自己受容とは、”今の自分に満足している”、”自分のことが好きである”といった感情です。これは日本の国民性かもしれません。
よく”自信がある” ”自信がない”といった言葉を聴きますが、私は真の意味での”自信”とは、”努力”の裏返し、表裏一体だと思っています。努力は絶対に自分自身を裏切りません。
だから、子ども達には、精一杯、何かで、努力をしてほしいと心から思います。