こころの健康セミナー うつ病とこころのケア
27日、西東京市民会館で、公明党西東京第2・3・6支部主催の『こころの健康セミナー うつ病とこころのケア ~こころのエンジンとタイヤの人生~』が開催されました。
NPO法人きぼうのにじ 理事長、中村博保氏から講演がありました。
毎年、全国で自殺する方が3万人を超えます。1日平均80人以上の方が、自殺していることになります。そのような国は、世界でも日本が飛びぬけています。
病気、仕事、人間関係、いじめ、家庭等々、悩みを抱え”うつ病”になる方が増えています。全国で推計300万人いるといわれています。
様々な悩みや不安、ストレスを持つこと自体は、病気ではありません。誰にでもあることです。ただ、不安を抱えた状態から元に戻れなくなることが病気なのです。
うつ病の診断はとても難しく、以前は医師の裁量によりました。現在は、米国精神医学会が提唱したDSM-IVの診断基準が導入され、患者が訴える症状のみに焦点をあてて診断するようになっています。
うつ病の治療として、下記のことを挙げられていました。
①精神療法(認知行動療法など)
②環境を整える(まずは休養)
③薬物療法(抗うつ剤の投与)
昨年の衆議院選挙の折に、公明党はマニフェストに、「うつ対策の強化・拡充」を掲げています。今後、しっかりと取り組んで行きたいと思います。