あの日のこと | あたりまえの明日

あたりまえの明日

2022年1月夫が脳出血で突然亡くなりました。日々の気持ちの整理をしながら、前へ進むために。

どこかで

書いておこうと思っていたこと

夫の病気のこと

夫は「もやもや病(ウィリス動脈輪閉塞症)」という

難病指定の脳血管の病気を持っていました

7年前に見つかって

脳血管のバイパス手術もしていました

 

定期的に通院・検査もしていて

薬もきちんと飲んでいました

倒れた日の前日も定期通院日で

MRIも撮って

主治医に「うん、大丈夫だね」と言われていました

夕方買い物から帰って

変な頭痛がするというので

少しやすめば?と横にさせました

1時間半ほどしても収まらないので

気になった私は夜間救急に受診を勧め

一緒にいつもの病院に行きました

当直医でしたが CTを撮っていただいて

画像も確認してもらいましたが

異常は無いとの診断

二人で「良かったね」と言って帰宅しました

夫は翌日職場で倒れて救急搬送され

脳出血でそのまま還らぬ人となりました

 

救急搬送先の医師は

夜の頭痛とは関係ないと仰いましたが

あの時もっとできることはなかったのか

翌日も休ませて主治医に診てもらえばよかったのか

私の判断が間違っていたのか

今でもぐるぐると考えます

 

後日報告した時に

7年間夫を診て下さった主治医が

それが「この病気の怖い所なんですよね…」

と仰った

(先生は救急でかかった際のCTも確認してくれていました)

 

私はその怖さを本当にわかっていたのだろうか

夫はひとりで苦しんでいたのではないだろうか

ノー天気に「父さんは大丈夫」と思っていた自分に腹が立つ

もっと寄り添うことができたのではないかと

考えてまた泣けてくる

父さんはもう帰ってこない。。。。。