時評、三権分立 | 言葉のポプリ(Ameba)

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日々、思ったことを、短い文章で綴っていきます。

2019年6月13日、Yahoo!ブログから移行。
2019年7月より、不定期にこえのブログ。

よく、国会議員が週刊誌に醜聞を書き立てられると、名誉棄損などで裁判所に訴えを起こすけれど、そういうニュースを見るたび、僕は疑問に思う。言うまでもなく、国会議員は立法府の人、内閣の役職に就いていれば、内閣府の人でもある。それでいて、裁判所に告訴すれば、司法の権力をも借りることになる。つまり、そういう場合の国会議員は、三権を使って、週刊誌の発行元の出版社や記事を書いた一般国民に圧力をかけているということになると思う。とすれば、行政、司法、立法という三権分立の意味がない。志や信念を持った国会議員なら、国会や内閣で自らの言葉で弁明すべきで、司法のなど頼るべきではないと考える。でも、そうでない国会議員がいるということは、それからして、日本の政治が汚れている証左のような気がする。