8:43頃、岩手県内陸南部を震源とする強い地震が発生しました。
震源の位置からして北上低地西縁断層帯の南端付近と考えられます。
この断層帯の評価は平均活動間隔が16000年~26000年、
最新活動時期は約4500年前、30年・50年発生確率共にほぼ0%、想定最大規模はM7.8ということですが
これは断層帯を一つの断層と考えて全体が活動した時を想定した評価とのことで
実際のところもっと精密な調査を要する断層帯だったみたいです。
メカニズム解がまだはっきりしていませんが
どうやら東北地方に多い北西-南東方向に圧縮軸を持つ高角逆断層のようです。
北西方向が乗り上げるタイプですね。
ニュースを見る限りでは今回は宮城県には緊急地震速報が間に合ったらしいです。
尤も震源近くでは殆ど不意を突かれた格好だったと思います。
朝方ですし火災の心配もあります。
連絡が不通の地域も多いようです。
驚いて外に飛び出した方が車にはねられて亡くなったとの情報も入ってます。
大規模災害が起きた時は発生後の人の行動によって被害の規模が変わることが多々あります。
どうか落ち着いて行動して頂きたいと思います。
10:30から気象庁が発表を行うらしいので詳細な情報が入ったらまたUPしたいと思います。