皿倉山のクライミング岩 | CATのフィールドⅢ

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CATは少年時代のニックネーム。フイールドは権現山で、内容は
登った山の話しや諸事を日記として掲載。

       3月27日(水) はれ

 

       ロッククライミングに手をのばす事は無かったが興味はあった。十

       数年前、北アルプスに登りはじめた頃、皿倉山にクライミング岩が

       三つある事を知り、興味半分で岩を探索した事があった。

       その岩は、よく知られた国見岩、地図にある角岩。そしてどこに有

       るのか分からなかった中ノ岩(二ツ岩かも)・・・。久し振りにその

       岩を訪ねてみようと思った。

 

       ルート 市ノ瀬・鷹見神社-行者の森-坊住跡-皿倉平-ビジター

           センター角岩-煌彩の森道-中ノ岩-煌彩の森道-皿倉平

           -坊住跡-行者の森-鷹見神社  (単独)

 

       中ノ岩の存在を知ったのは、北九州市の消防署に勤務する人からの

       情報だった。粗方の位置を聞き山中を探す事3回・・・。そして遂

       に4回目に探し当てた。その時一才を過ぎたばかりのマロンをつれ

       て山に入っていた。プードルは山には向かないのか、歩かないので

       移動中はずーっとザックに背負って・・・。(笑)  12年前の話しだ。

 

     ↓ 家を出たのが遅く、鷹見神社から登り始めたのは10時を過ぎていた。  

       もう下山して来た人達もいた・・・。街の開花前言は出てないのに、

       鳥居の桜は三分咲きだった。( ゚Д゚)       

 

     ↓ 6宮跡にある行者桜はまだ蕾だが、膨らんでいる様にも見えた。

       9宮跡のベンチ脇の造り物に椿の花が一杯・・・。登山者のおば

       ちゃん達の仕業だ( ^ω^)・・・。

 

    ↓ 今回は皿倉山の岩巡りなので権現山には登らず、坊住跡から周回道を

      歩き皿倉平へ。途中、皇后杉のベンチで昼食を取った。

 

      ↓ 雨上がりの登山日和。すれ違う登山者もにこやかだった。こんに

        ちは(^^♪ ”今日は山頂からの景色はきれいだったよー”と、権

        現山でよく会う老人が声を掛け下って行った。

        そして、昔の山仲間の西研さんとも会った。三人のご婦人と一緒

        で元気そうだった(^^♪

 

       ↓ ビジターセンターに寄る。早咲きのミツバツツジやミツマタの花が

        咲いていた。ミツマタは少しピークを越えていた。写真を撮ってい

        ると、高齢の女性に声を掛けられた。”きれいですねー”と、登山着

        姿が似合わないほど上品な人だった・・・。(・_・D フムフム。

        眼下には若松半島の山がスッキリと見えていた。

 

      ↓ ビジターセンター横の展望所(通称ガラスの部屋)から見る景色。

        尖った帆柱山の奥に宗像四塚。眼下に北九州市の我が街、八幡区が

        広がる・・・。

 

     ↓ さて、展望所の先から角岩を目指す。角岩(地図で確認できる)まで

       道はなく自分の判断だ・・・。岩は皿倉ケーブル山頂駅の下にある。

 

     ↓ 訪れる人も無く岩まで苦戦する。角岩の上に辿り着くと周辺は少し

       開け、大路を偲ばせる雰囲気が残っている。

       登るつもりは無いが斜面の岩場は危険な所が多いので、ヘルメット

       を持参していた。v(^^

 

     ↓ 角岩から煌彩の森道へ直進して皿倉の泉に出る。

 

       その時、ちょうど登山者と出っくわす! 驚かせてごめんなさい。

     ↓ 煌彩の森道の途中から国見岩への道に入る。しばらく行くと皿倉

       ケーブルのガード下を抜ける。12年前のうる覚えの道をキョロキ

       ョロと探りながら・・・。

 

     ↓ そしてだんだん広場への表示物が残っていた。中ノ岩を発見したの

       はこの辺だった・・・。中ノ岩への目印は当時から無かった。うる

       覚えでだんだん広場の表示を少し後戻り、そして杉林に入って行く。

 

    ↓ 杉と雑木が混在する荒れた林の中を30分程探索して見つけた。(^^♪

      辺りは12年前とは様変わりし、岩にツタやコケがまつわりつき廃虚状態

      ・・・。今はクライミングの訓練をする人も居なく、ハーケンを打ち込

      んだ跡もコケに隠れていた・・・。

 

     ↓ そして納得して次は国見岩だと思ったが、国見岩は誰もが知る観光

       の岩だし、3時半を過ぎていたのでここで引き返す事にした。

       ケーブルカーのガード下で小休止していると、ケーブカーが通過し

       乗客が手を振っていた。瞬間だったが安堵感が湧いた。

 

      ↓ 連理の樹がある煌彩の森コースを登って戻る。

 

     ↓ もう日が長くなり下山時間に心配はないが、晩酌の時間が遅くなると

       急ぐ急ぐ・・・。(笑)

 

     ↓ 5時を過ぎて無事下山。家を出るのが少し遅かったと反省。桜も桃

       の花も朝よりも開いていた。

 

      12年振りに尋ねた二つのクライミング岩、国見岩を合わせ八幡の山男

      達は、これらの岩でクライミングの腕を磨き中央の山へ旅立っていた。

      CATも若い頃に山に目覚めていたらきっと岩にと思わないでもないが、

      ちょっと岩は無理か(^ω^)・・・。(笑)

           

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       今日の晩酌

       登れない岩巡りだが、久し振りに見た岩に12年前を思い出し、夢中に

       なれた今日一日を満足した。横に13才になるマロンがCATが造った腰

       掛(犬家具)に寝そべっている。お前も俺もまだ若かったとボヤクとカ

       ミさんが笑った。((´∀`))

 

       鷹見神社の桜は三分咲き、気象庁はまだ開花宣言をしていない。どう

       なってるのかな? 週末福智山の虎の尾桜を見に皆と登る。天気は良

       い様だ・・・。