猫のシマが何かを・・・ | CATのフィールドⅢ

CATのフィールドⅢ

CATは少年時代のニックネーム。フイールドは権現山で、内容は
登った山の話しや諸事を日記として掲載。

        6月22日(木) 薄曇り

 

       釣り用語に、朝まづめ、夕まづめと言うのがある。何故かこの

       時間帯によく魚が釣れると言う。(朝まづめ:日の出までの前

       後一時間。夕まづめ:日没前後の一時間)

       猫は魚が大好きだ。朝まづめ、夕まづめの時刻に狩りに出る。

       猫はこの頃に獲物が得やすい事を知っているのだ。これは本能

       だろう・・・。

       シマも例外ではない。シマが夕まづめの7時に何かを銜えて戻

       って来た・・・。ムムッ、小鳥だ! まだパタパタと動いてい

       る。小鳥は雀だった。そして銜えた雀を口からおろし、手毬で

       も転がす様にCATの前で遊び始めた。

        シマ止めなさい!放しなさい! もうカミさんとパニックだ。

 

       シマから雀を取り上げて、庭のハマユウが咲く芝生の上にそっと

       おいてやった。もう動かなかった・・・。

       多分死んでいるのだろうと思い、翌朝この場所に埋めてやろうと、

       そのままにしておいた。

 

       ニャンか俺が悪い事をしたかと言わんばかりに、シマはCATを見

       るので、代りにシマの好きなおやつを沢山やって納得させた。

       翌朝、雀の様子を見に行くと、そこには雀の姿はなかった? もし

       近所の野良猫かカラスが食べたのなら、羽が散乱しているはずだが

       その様子はなかったので、回復して何処かへ飛び去ったのだと思い

       ホッとした。

 

 

       さて、梅雨の中休みも終わり、また梅雨らしい天気に戻ると言うの

       で、その前に山を少し歩きたいと思う。